2014年 東京初級(前期) 第3回 (2014.3.11)

表面的な知識だけを増やしても意味が無い   東京 47歳 男性 YK

 私は鍼灸師で治療を生業にしています。本来なら道塾は治療家はお断りという決まりがあるのですが、今回、無理を言って参加を認めていただいたこと、感謝しております。今まで私なりに様々な勉強会に参加したり、業界の第一人者と呼ばれる方に実際にお会いしてきましたが、今回の宇城道塾ほどの衝撃を受けたことはありません。特に宇城先生が麻痺のあるお弟子さんの治療をされて改善していく映像を見て、ただ驚嘆するしかありませんでした。
 私は今まで宇城先生ほどの力量を持つ治療家を見たことがありません。宇城先生は治療家ではないのに、プロと呼ばれる人間が及ばないほどの効果を上げてしまわれる。……今まで自分が勉強してきたものとは一体なんだったのだろうと深く考えさせられます。
 今回、教えていただいたなかで印象的だったのは、表面的な知識だけを増やしても意味が無いということですが、私が勉強してきたつもりになっていたものは、まさに知識の集積に終始していたという現実を突きつけられた思いです。ただ、本質的なところから自分が変われるきっかけが与えられて、まだまだやれる事がたくさんあると気付かされたのは、決して若くない私が若い頃のように、これからの人生に希望を持って生きていける幸運を実感しています。

 

初歩的な事柄一つ一つが大きな学びにつながる   神奈川 医師 47歳 男性 TK

 今回の道塾の授業では、正座の仕方、正座からの立ち上がり方などを教えていただきました。基本的なことかもしれませんが、立ち上がってからすぐに左右どちらにも第一歩を出せるようにすることなど、自分にとっては感心してしまうことが多かったです。また、脱いだ靴をそろえることにより、「気」が通ることも教えていただき、これも恥ずかしながら、その効力を目の当たりして、大きな驚きでした。本当に初歩的な事柄一つ一つが大きな学びにつながっています。当たり前のことだけれども、つい、いい加減にしてしまいそうな日常の正しい所作の大切さが全然わかっていなかったのだと痛感しました。大人は子供に比べ変わりにくいとは言われますし、実際そうだと思いますが、これからは、小さなことからでも自分の横着に気づいた時点で、こつこつ正しい方向に変えていこうと思いました。これからもご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

全てはエネルギーであり、止まったものでは無い   東京 販売業 28歳 男性 YT

 今回も大変エネルギーの濃いご指導、ありがとうございました。あっという間の二時間でした。二日が経ち、一番心に残り、何度も浮かんでくるのは、大切な人に希望やエネルギー与えられる人であれというお話でした。そういう大きな人間になりたいです。どうすればそこに近づけるのか、それも今日の実践の中で教えていただきました。きちんと正座をすることで身体が強くなり、エネルギーが出てきました。
 また、最後に指導していただいた、ノートをきちんと置くのと、雑に放り投げるのでも、瞬時に身体が変わりました。仕事に疲れ、嫌な感情が自分の中に溜まると、人に会いたくないなと思うことがあります。そんな時は正座をし、身の回りを整え、エネルギーを取り戻すようにしたいと思います。棒を伸ばしたり縮ませたりする実践では、見た目はただの木の棒なのに、先生がエネルギーを動かすと手で押さえていた人の背中が動きました。モノはモノと考えていましたが、全てはエネルギーであり、止まったものでは無いということが衝撃的でした。
 頚椎を損傷された塾生の方に、先生は『今までの考えは捨てなければならない』とおっしゃられていましたが、怪我の有無に関わらず共通のことだと身が引き締まりました。これまでと違うのは、確かに自分にもできたという希望があることです。まずはこの日教えていただいたことを、日々の中で心を込めて積み重ねていきたいです。

 

日本の日常には、凄いちからがあることを実感   東京 コピーライター 42歳 女性 TH

 はじめて道塾を受講しました。始まる前は経験したことのない緊張感を覚えましたが宇城先生が動き始めると、教室内の空気も脈打つような、空気そのものに血が通うような感じがしました。不思議だったのが、正座がつらくなかったこと。正しい座り方を教わる前から、「あれ、なんだかいつもの正座のような居心地の悪さがないな」と感じました。場そのもののエネルギーだったのでしょうか。ただ、みなさんと先生に投げられたり、体感の変化を味わっているときは自身が抱えている頸椎ヘルニアが気になって、受け身になるのが怖く、思い切り転がったりはできませんでした。そういった自分の身体への懸念、疑いのようなものがこれから払拭していければと思っています。終わった後、体が軽く、気分も開放的になっていたことがうれしかったです。学びがいがあり、続ければ自分が変わっていくであろうことを実感できました。最後に、大雨や台風のあとの地震のお話ですが、つい3日前、中国九州地方の大雨と地震が続けておこったので驚くとともに納得しました。次回の学びも楽しみにしています。ありがとうございました。

 

言い表せないような希望の光を感じました   東京 新高校一年 14歳 男性 TK

 宇城先生、昨日は貴重な講義、ご指導と高校入学のお祝いをいただきありがとうございました。
僕は昨日の道塾で本当に先生から心のエネルギーをいただきました。これから厳しい状況になっていく日本で生きていくための希望の光を感じました。
 気の力の凄さ、今まではわかっていたようで全くわかっていませんでした。気が入ったら打てるようになるとか、良い球が投げられるようになるとか、結局はただ野球で使えるからという勝つことのみを意識した欲にまみれた軽い考えが自分の頭の中にあったのがとても恥ずかしく思えました。
そして、気は誰でも持っていて、誰でも自分に気が入れられるという事実に気付かされました。誰でも持っているのに、常識のマインドコントロールによって暗証番号を忘れさせられている。常識の恐ろしさを改めて感じました。
 正座によって気が流れる。感動しました。今まではただ正座の座り方をして長い時間座って耐えていられるのが、正しいと勝手に思い込んでいました。今回、先生に正しい正座の座り方を学び、今までの正座とは全く違うものを身体で感じました。先生が正座のご指導の中で、「利き足を引いた時だけ強いのはダメだ、なぜなら利き足の逆の足を引かなければならないときもあるからだ」とおっしゃられたのがとても印象に残りました。先月の道塾で「どっちでもやろうとするからスポーツはダメだ」とおっしゃられていたので、てっきり同じことを言われるのかと思ったので、自分はまだまだ全然わかっていないんだなと感じました。
 靴を揃えると気が流れる。こうして毎日正しいことを積み重ねて姿勢ができてくる。実践していけるか、いけないか。だから、24時間修行なんだと改めて感じました。
 そして、今回一番感動したのが、先生の組手です。手術をして改めて宇城先生の教えを一からやり直そうと思ってから、先生のDVDで組手の映像を何回も見ていました。映像で見たときもその迫力や次元の違いを見て驚き感動しましたが、今回、生で先生の組手を見させていただいて、言い表せないような希望の光を感じました。迫力、瞬発力、エネルギー、どれも筋力とは全く異なる別次元のものでした。そして、ピッチングの指導です。肩の正しい回し方、肘の正しい使い方、呼吸そして、根底にあるのが統一体。このやり方だと今まで投げていた感覚とは全く違い、回しても回しても嫌な感じが全くせず、しかも肩や肘が全く疲労しませんでした。先生が講義の中で「スポーツは年と共に力を失っていくが、武術や芸術は死ぬ時が一番力がある」とおっしゃられたことがピッチングのご指導を受けた後に急に思い出しました。なぜなら、この正しい武術的なピッチングフォームで投げれば年を取れば取るほど、投げれば投げるほどピッチングが良くなっていき、死ぬ時が一番良いピッチャーになっていると感じたからです。
 統一体になるには、謙虚でなければならない。謙虚で真っ直ぐな心の在り方。欲を捨てる。三回の道塾で一番学んだことです。今自分に一番足りないのは謙虚さです。謙虚に宇宙と地球に感謝して野球道を学んでいきます。
 三回の道塾での貴重なご指導と講義、本当にありがとうございました。これからも先生のご指導と講義をしっかり学んでいきます。よろしくお願いします。