2013年 東京初級(後期) 第2回 (2013.9.10)

「自分の癖」全体を治さなくてはいけない   神奈川 公務員 49歳 男性 S.N

 第2回目の開催を楽しみにしていました。凛とした感じと温和な感じとが調和した道塾の雰囲気が好きです。そして、今回も多くの気づきを与えていただきました。ありがとうございました。 

 多くの気づきがありますが、そのうち2つを書かせていただきます。 

 第一は、「思考の癖、身体の癖」です。腕相撲をした女性がいらっしゃいました。先生がその女性に気を送りましたが、途中であきらめてしまったのか、抑える手をはねのけられませんでした。その時、先生が「これがあなたの思考の癖です。」とおっしゃいました。 
 言われた女性はショックだったと思いますが、自分自身もショックでした。「途中であきらめてしまう」ということは自分自身の癖だ、と思ったからです。しかし、自分の「思考の癖・身体の癖」はそれだけではありません。これだけを治そうとするのは、浅薄だと思いました。 
 この「浅薄だと思ったこと」が第二の気づきです。 

 先生は最初にりんごの木村さんの話をされ、JAの話、キャベツにつく虫の話農薬開発の話、農薬会社の株価の話と展開されました。 
 そして、一つひとつはバラバラで、どこまでも広がりそうでも、これらが全体として時空間の中で関連している、という話でした。 

 だとすると、第一で気づいた自分の1つの癖だけを治そうとするのだけではなく、全体を観て治さなくてはいけない、と思いました。全体を観れるようになるため、先生の気に触れ、懸命に学びたいと思います。

 

「知識頭による心癖」に気づく   群馬 会社員 45歳 男性 Y.K

 印象に残ったのは、脇を締めた状態でのゴルフスイング、バットスイングの動作で先生に気を通された時に、動作に抵抗をかける相手を簡単に振り切ってしまい、今まで身についていた「脇を締める」ということの意味が違っていたことに気がつきました。まさに部分体と統一体の違いがそこにありました。 また、四つん這いで相手を上にのせて、気が通された時に質量が変わらなくても重さが変わる事実を体験しました。 その他の実技でも前回同様、従来の筋力による力とは質の違う力を感じました。 
 
 それらの体感について内省してみました。腑に落ちているはずなのに、何故かその感覚に若干の疑いを持つ自分もいる。 
 知識頭による心癖なのでしょう・・・。「潜在能力を出すには心を開くこと」先生がおっしゃられた事がまだまだ実践出来ていませんが、そのことに気づく事で一歩前に進んだと肯定的に捉えています。 

 また時事を絡めた講義の中でもいろいろ興味を覚え刺激を受けました。「奇跡のリンゴ」の木村さんのお話から世の中の仕組み、変化に対して、先を読む事は統一体で見なければ本質がみえてこないのだと感じました。 
 映像で見せて頂いたTEDのサイトやストルツマンの音楽、ニュートン誌からの引用等、普段の自分のアンテナに引っかからなかった情報等も先生の解釈で紹介して頂け興味を覚えました。これもミラーニューロン効果でしょうか。 
 いろいろ自分なりに吸収していきたいと思います。

 

『事理一致』の大切さが肚に落ちました   神奈川 銀行員 50歳 男性 E.N

 第一回目の受講では気の実技体験に驚嘆し、自分にも出来た事実に感動、喜びへと気持ちの変化を実感しました。しかし、今回も同じ様に気を体感することが出来るだろうか… 自分だけ出来なかったらどうしょう…と言った不安心理が頭の中で渦巻いていたように思います。そんな心理状態ではありましたが一つの課題が成功した時は、安堵感が身体に広がりました。

 他の塾生も私と同じ心理状態だったかもしれませんが、先生から全て『心の在り方』『心を開くこと』であると言うお話がありました。この心の状態は普段の社会生活や自身の生活習慣に大きく関わっていることに新たな気づきを得た様に思います。自分本位な我欲であったり、どこか素直になれ無い思考、態度等は正直なところ時々私の心を支配してくることもあります。
 
 受講の中で『奇跡のりんご』のお話がありましたが、木村さんの純粋かつ透明で素直な心が奇跡を呼ぶのだなと心打たれました。この心と所作が所謂、先生の教えにある『事理一致』の大切さだとしっかり私の肚に落ちました。 
 
 今回の受講も、心地好い穏やかな気持ちで終了することが出来ました。そして明日から日々の生活にしっかり役立てたいと思います。