2013年 東京初級(前期) 第3回 (2013.5.14)

心の中心が見えてきた   神奈川 主婦 54歳 H.S

 道塾初級前期は三回目の今回をもって最後となったのですが、まだまだ時間が足りないように感じています。私個人は、道塾生として三年間学んできたことになります。
その間、東日本での大地震は私の人生観を変えました。しかし日本人全体として見たとき、その答えが今の政府の形かと思うと、がっかりしております。あれほど多くの命の犠牲があったにもかかわらず、いまだに解決しない問題が多く、復興は見せかけだけで誤魔化しています。人間性も二極化してきているように思います。人間性の欠けた自由と資本主義社会の未来は、破壊へ向かって行くと思います。世界から戦争がなくならないのは、自国さえよければいい、国の為に一部の国民が犠牲になるのもやむなしという潜在意識を持ってる人間が多くいるからでしょう。これが人の進化を遅らせています。
 先生から気の実態を体感させていただくことを通し、この潜在意識を広げない限り、とてつもない大きな気「愛」に気づいても自身のキャパシテイの小ささが進化を阻んでしまうのだと思うようになりました。先生を通して、人間らしく生きるとはどういうことか、人が未来を創造するときに選ぶべき道はどこなのか、心の中心が見えてきたように思います。
 私の祖父を含む三人の御先祖は沖縄戦で兵隊として亡くなっています。過去の歴史に学ぶとは、戦争を知らない私達世代が真剣に未来を創っていかなければならないことだと思っております。 「戦わずして勝つ」を検証の中で見せていただいたとき、戦いの中にある究極の愛を感じました。日本には素晴らしい教えや文化があったわけで、この素晴らしい精神文化を受け継がせてこなかった日本の教育は、間違った指導者を生み出しています。
 宇城先生との御縁の下、本当にたくさんのことを御指導していただき深く感謝しております。これからも、自分の立ち位置で励んでいきたいと思っております。

 

今までは忘れていた何らかの芯が少し出来た   神奈川 医師 47歳 男性 T.K

 今回は3回目で一旦最終回ということもあったのかも知れませんが、実際に体を使って「気」を学ぶ実技が多かったように思います。実技は、修養が足りないからだと思いますが、やる度に「本当に自分にできるのだろうか」などつい考えてしまい、緊張でガチガチになってしまいました。しかし、その硬くなった身体と不安の気持ちであっても、がっちり連なった男性数人を指一本で倒すことが出来たり、「気」を入れた途端、普通のボールが重くなってしまったりと、否応なく「気」を体感できたことは本当に驚きでした。明確な言語化は難しいのですが、講義終了後、自分の中に今までは忘れていた何らかの芯が少し出来上がり、現実の諸問題にしっかり対処していく力を得た気がいたしました。お陰様で、実際に、その後はしっかりと地に足をつけ、腹を据えて問題を一つ一つ解決、改善していくことが出来ております。本当にありがとうございます。まだまだ、頭でっかちに考えてしまうことが多く、遅々とした足取りではありますが、今後も是非、宇城先生の貴重な教えを学ばせていただこうと思っております。