2013年 東京初級(前期) 第2回 (2013.3.12)

スポーツでも何か伝えられる競技者に   神奈川 プロスポーツ選手 32歳 女性 S.U

 受講後、宇城先生に直接ご指導いただき、驚くような瞬発力をいくつか体感させて貰い、この気づきが身体に根付けばおもしろいプレイに繋がるのではと思いました。
 それからすぐオリンピック三連覇している選手がいるアメリカに興味が湧き、半年程全くやる気がなかったのですが、突き動かされるように現地に行ってきました。そして下見を終え帰国し、また来月から長期滞在して復帰に向け練習し、アメリカと日本の試合に参戦できたらと思っています。流れに身を任せ日本を出てアメリカに行き新しい出会いがあり、刺激を受け改めて出会いに感謝という気持ちで戻って来れました。
 切り替えは早い方ですが、今回目標達成できず数ヶ月何もできない状態でしたが、心の変化と行動で競技意欲の湧く発見があり、ようやく目標が立ち始めています。
と言っても、半年以上何もしていないので身体も弱くなり砂の上で機敏に飛び跳ねて動けない状態なので、宇城先生から教えていただいた事をヒントに試行錯誤しながら鍛えていきたいと思います。
この先も道塾で経験を積んで、今までとは違った姿でコートに立てたら、スポーツでも何か伝えられる競技者になれたらと思っています。

 

深さを知り不安もあるが使命感も   埼玉 高校教諭 27歳 男性 T.K

 最初に宇城先生がカンボジアの話をされた時、自分も2年前にカンボジアに行ったことを思い出したのですが、先生のような視点で見ていませんでした。遺跡から見えるガジュマルの木から大地の生命力の強さ、またそこから福島の避難地域の現状、遺跡の周りにいる物売りの小さい子どもたちから、貧困の差が生まれた時に起こりうる将来の日本への危機、アンコールワットの石の彫刻や高いところに大きな石を運ぶ技術の高さなど、なるほどと思うことばかりでした。
 昔の人より文化・技術は進歩しているが、人間そのものは進歩していないのに、進歩していると勘違いしていると先生がおっしゃっていたとき、納得できた反面、すごく恥ずかしさと不安が出てきました。
宇城先生が第一回からおっしゃっていた謙虚さ、誠実さ、心を鍛えていかなければならないなと強く思います。物事の深さを知り、不安が大きくなりますが、やらなきゃいけない使命感も湧いてきます。

 

私は諦めません   神奈川 主婦 54歳 H.S

 道塾を受講し続けてきて最近特に思うことは、検証の前の講義の内容やホワイトボードに書いた言葉がキーワードとなって、日々の生活のふとした場面で言葉が湧いてくることが多くなったことです。心に湧いてくる感じが不思議に思います。おそらくそれは、講義の内容が普遍性を持つ真理であり、短い言葉で整理された形で伝えてくださっているため、ストレートに心に残るからではないかと思います。検証で体感として1つになり、その繰り返しの中で細胞が活性化するのかもしれません。日常が修行だと言われる意味を実感する毎日です。先生の教えの様々なことが、我が家の未来への羅針盤となっております。 統一体で生きておられる先生にしか言えない真理の言葉の1つに「気で進化、発展した細胞は遺伝しません。伝統として残していかなくてはならない」があります。今年のカレンダーの標語も、気の本質を伝えているようでとても感銘致しました。統一体で生きている事を自らはっきりと自覚した時、人は地球に生まれてきたことの意味が完結するのかもしれません。
 今回の講義の中で「人の本質は善性と悪性があり、本来は皆善性で生まれながら、色欲、憤怒、貪欲の3つが複雑に絡みつき、悪が造物され続けている」とのお話がありました。昨今の日本も新帝国主義的な方向へ突き進もうとする兆しに、とてもがっかりしています。分かち合いではなく、ますますいろいろな格差問題が酷くなることを危惧しています。
 冒頭で見せていただいたアンコールワットの写真では、遺跡を呑み込むかのようなガジュマルの根の生命力の偉大さに、人が創造する文明も全て母なる地球の中で消えていくものだと捉えました。人の一生はとても短いもので、あっという間です。生きた証として、人の心に残ること以外は全て消えていくものだと教えているように思いました。 日本で生きているひとりひとりの心の悪性が消えていかない限り、日本の気は変わらない。変わる為の善性の気が足りないのだと受け止めております。沖縄の基地問題、東北の復興の遅れも、日本人の心の奥にある悪性の表れであると思います。私は諦めません。本当の強さを学ばせていただき、勇気をいただいて行動していきます。

 

自分の悩みの小ささを体で感じた   東京 会社員 43歳 女性 Y.K

 今回の受講で、前回ぼんやりと感じたことがより体感で理解できたような気がいたします。
私が一生かけても、人類の英知を費やしても、おそらく生きていることの99%は解明されない、そんな世界で生きていること。自分が悩んだり、拘ったりしていることはなんという小ささなのかを体で感じました。
 心の中に「できる、そうなる」という感覚を持って動いてみると、全身がアンテナになったような感じがして体中からエネルギーがどんどん溢れ、力が漲ってきます。物事の処理速度が格段にあがりました。 いままで頭でっかちで瑣末なことにこだわり、体中をぎいぎい言わせながら生きていた気がします。先生の感じておられる世界を少しでも同じように感じ取れるよう、日常の一瞬一瞬すべてに心を持って自分を鍛えていきたいと思います。

 

体で感じることを大事に   東京 会社員 34歳 男性 J.S

 善性と悪性のお話とても為になりました。普段の生活で良くない行いをたくさんしていると思います。良くない行動に気付き、改めていきたいです。今回は前回の講義よりいろいろ体験させていただく事が出来、宇城先生の凄さを体感する事が出来ました。目で見るだけより、やはり体で感じるものなのだと思いました。
 今までは宇城先生がおっしゃる通り何でも頭で考える事が全てだと思い、答えの出ない事を一生懸命考えていました。講義に参加させていただいて理屈ばかりだった自分に気付かされます。これからは体で感じる、考えるという事を大事にしていきます。