2016年 大阪初級(前期) 第1回 (2016.1.12)

小さなこと、自分にできることから一人革命を実践   兵庫 非常勤講師 24歳 男性 YS

 今回も貴重なご指導をいただきありがとうございました。
 私自身にとってはいつも以上に自分の日常を振り返り、また今までこの道塾で学んできたことについて考え直さなければいけないと感じた講義でした。
 まず一番に感じたことは、自分自身がここまで劣化し、錆びつき、現在の常識にマインドコントロールされているのかということです。宇城先生はいつも人は生まれながらにして完成形であるといわれています。今回も見せて頂いた映像の中で子供にできて大人に出来ないことの検証として、右手を挙げた状態で正座している大人を大人は全く倒すことができませんでしたが小さい子供は次々と倒していきました。
 会場においては、同様のことと四つん這いの人に向かって歩きそのまま進んでいけるのかということを検証しました。自分の力のみで行う場合は全くビクともしませんでしたが、気を通して頂いて行った時は簡単にそれをすることができました。四つん這いに自分がなっている時は、何か力が入らない感覚になり簡単に倒されました。また倒れている人には気が通っているため、それを掴んだ人はどんどんと投げ飛ばされ、それがつながっていきました。進んでやろう、倒してやろうという対立の中からは本当の強さは出てこず、これが宇城先生の言われている調和の力、本物の絆、ファミリー(家族)であると思いました。現在の力の概念とは全く異なり、こういう事実を目の当たりにしているのにも関わらず、なぜこんなことになるんだろうという感情が一番に出てくる私はまさに「健常者の病気」にかかっており、現在の常識にマインドコントロールされていると気付かせてもらえた瞬間でした。
 次に宇城先生のおさえている竹刀の切っ先を引くという検証を行ったのですが、これが今の自分の現状を表しているのだと思いました。引っ張るということばかりに意識がいき、死に体になっていました。正座した状態で後ろから首を絞められることに気付かなかったことも全く同じことが言えます。頭で考え、自己中心的な考えになり孤立している状態です。自分の日常において最近特に部分体のものの見方しかできていませんでした。
 この月1回の道塾ではいつも今の自分の現状を宇城先生に気付かせて頂いています。大切なことはその気付きを自分の日常にあてはめ、落とし込んでいき行動に映していくことであると思います。
 君が代の中にもある「さざれ石の巌となりて」のように、小さなこと、自分にできることからしっかりと行動していき、一人革命を実践していきたいと思います。
 宇城先生ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。