2016年 熊本 第4回 (2016.12.2)

新しい世界観を持つことで驚き、学ぶことが楽しい   福岡 主婦 49歳 女性 MY

 本年最後の道塾を受講させて頂きました。
 今年の道塾は宇城先生の真心の実践を更に、しっかりと、体験させて頂くことが出来ました。

 4月に熊本で大きな地震が発生した直後、全国の道塾の皆さんより支援物資がたくさん届き、私も福岡から熊本へと運ばせて頂きました。物が豊富に店頭に並ぶ福岡から、商品が何もない熊本への移動はいつもの道塾への道のりと物理的には同じなのですが、感覚的には全くの異次元に行くようでした。ほんの数時間の距離がとても次元の違う場所への移動のように感じました。

 宇城先生の真心の実践である物資を届けると、熊本の道塾生の方は、物資だけではなく、元気と勇気をも受け取られたようで、大変感激されていらっしゃいました。その感動されている様子を見て、私もまた元気を頂きました。
 炊き出しのお手伝いの際には、お皿にたくさん入れようとすると、「家族が少ないから、少量で結構です。それよりも、後ろにたくさん並んでいる方々に残して下さい。」と話される方が何人もいらっしゃいました。毎日おにぎりや、パン、カロリーメイトばかりで、久しぶりに食する野菜だと言われていました。だから後の人まで食べて欲しいと。胸が詰まる思いでした。真心のリレーが列の中で続いていました。
 
 全ては道塾の動きがあったからこそ、私は実践することが出来たのです。個人では、そこまで関われたのかどうか。どうやって関わればよいのか分からず、思うばかりで動けなかったかもしれません。宇城先生の実践の本流の流れにのって私も動いただけに過ぎませんが、行動する事の大切さを身をもって感じることが出来ました。

 そして、本年最後の熊本道塾でしたが、よく笑い、明るく、平常通りの道塾が続いていることに感謝します。宇城先生がお忙しい時間を割いて熊本に来ていただいたことが活力源となっていると思いました。

 今回、三歳までと四歳以降のお話の中で乳幼児の時の大切さは一生を左右する、子ども以降の教育の在り方が更に人を変えていくと伺いました。乳幼児には昨日や過去に縛られることなく、その時その時を大きく広げて生きているからこそ未来寄りでエネルギーに満ち溢れているのでしょうか。私達大人は、経験という過去に少なからず影響を受けつつ行動するから、過去寄りの立ち位置で今という時間が狭く、未来思考になれないのかとも思いました。考えるということは、過去の経験や知識に照らし合わせるということ、素直に動けないことの原因はここにあるのかもしれません。勇気があるから行動できると思っておりましたが、そうではないのかもしれないと思いました。
 今回の道塾を受講し、4月の熊本地震の際の迅速な行動を振り返り、自分は大きな誤解をしていたのかもしれないと思い返しているところです。

 先生のお話を伺うたびに、新たな気付きを得ます。自分が見ている角度が全く異なっており、分かっていたつもりだったことが、全く分からなくなるということが起きます。新しい世界観を持つことで驚き、学ぶことが楽しいです。どうぞ、来年度もよろしくお願い致します。

 

感じて、実行していかなくてはいけない   熊本 会社員 47歳 男性 MN 

 宇城先生、今年最後の熊本道塾の講義ありがとうございました。
 三つ子の魂百まで・・・と言っていた我々の祖先は凄いと思いました。先生が言われた、この3年間の事は覚えてないけど、このときに愛情豊かに育った子は、その先の人生も人の事を思いやったりして豊かな心が宿った人生をすごし、虐待を受けた子供は3才以降も思いやりをもたない、ような子に育ってしまう。と言う事は今の日本に起こっている事をみても そのとうりになっていると思います。その事をことわざで伝えていた祖先は凄いと思いました。
 また、その時代の日本人はきっと気の通った生き方をしていたため、そんなことが自然と分かっていたのかもしれません。 私はまだ子供がいませんが、もし、出来たら愛情豊かに育てて、日本人の誇りを教えていきたいと思いました。

 ・・人類は平等だということを原則として・・・ 先生が言われた樽桶の法則はなるほど・・・と思いました。心技体がひとつになる。とよく言われますが、いまは心の部分が欠けていると思います。スポーツは勝ち負けの世界で、相手を思いやるという精神が欠けてます柔道でかったらガッツポーズをやるのは日本の武道からかけはなれてしまっていると思います。剣道もまだ礼儀は柔道よりかはいいですが、勝てばいい・・・という感じになりつつあります。早くその事を知って、日本のよさを世界にアピールして同時に昔の日本の魂をおもいださせないといけないと思いました。(私を含めて)余談ですが、今熊本(全国?)の小学生はダンスが必修科目になっているそうですが、それより、日本の伝統芸能を必修科目にすべきだと最近思いました。熊本なら牛深ハイヤとか・・・そっちのほうが日本をアピールできます。

 次に実践ですが、先生を中心にして、みんなが腕を組んで周り、先生が気を送るとものすごい速さになり、また凄いのは先生が気をとめるとピタッと止まってたのにおどろきましたが。普通はスピードが緩まるか、回ってる人たちが慣性の法則で進行方向にぐらつきますが、なんの危なげなしにピタッと止まってるなあという印象でした。
 例えばあいがもの群れが、先頭が止まると、前後ぶつかることなくきれいに止まったり、またイワシの群れがいっせいにぶつかることなくむきを変えるのと同じように・・・それも気の影響なんだろうと思いました。

 また今回は私に気を通してもらい、膝を軽く曲げた状態で足をけってもらったら、自分は衝撃はあったものの、蹴った人のほうが痛がっている・・・という体験をしましたが、本当に凄いとおもいました。先生は気が通っているから、次のもあざにはならないと言われました。次の日、ほんとうにあざになってなく、凄いと思いました。・・・貴重な体験 ありがとうございます。重力、気は自分を守ってくれているんだな。気の通る気構え、普段からその事を考えるんではなく、感じて、実行していかなくてはいけないと思いました。

 

周りの大切な人達を誘いたい   熊本 薬剤師 50歳 女性 KO

 今回の道塾は、私にとっていつも以上に有意義な時間でした。まず、足し算と掛け算の違いのお話は目からウロコが出る思いがしました。足し算はどれだけ足しても数が増えるだけで、線の延長でしかないが、掛け算をしていくと平面、立体と別の次元に行けるという説明でした。どうすれば掛け算のような生き方ができるのかわかりませんが、それをイメージしながら学んでいきたいと思います。

 次に話された、水に角砂糖を入れる例えも非常に興味が湧きました。気を与えられると人が重くなることが、どういうことなのか今までどうしてもわからなかったのですが、「何かと溶け合う」=「地球と調和する」ことで体積は変わらなくても重量が増す現象ということなのだと理解しました。その、常識では考えられないことを宇城先生は自然とされていることに、今更ながら驚きます。しかしそれができるのが人本来の姿で、言葉も不十分で記憶も残らない3歳までの子供であれば、皆平等に持ち合わせている力である。そして大人がそのような調和できる人間になるには、3歳までの自分に立ち返らなければならないとお話がありました。言葉も記憶も十分でないからこそ、頭でなく体が覚えている時期が人間にとって最も著しい成長をする。いつも先生が指導してくださること、そのものでした。

 また、今回体験参加の高校生と中学生のご兄弟が、素晴らしいものを見せてくれたのには、涙が出るほど感動しました。お兄ちゃんのほうが、10人程の男性がスクラムを組んでいるところを押す時、全く力を入れる様子もなく、触れた瞬間からスクラムを組んでいる人たちが動き出しました。弟君は、姿勢をよくしてお辞儀したり、「よろしくお願いします」と言った時に、がんばって押し続けると動かすことが出来ました。その時の弟君の顔は、来た時とは全く違っていました。それを見た時に、この2時間の講義の中で、二人のこれからの人生が変わったのではないかと思えました。

 この道塾で教えていただくことがすばらしいことはわかっていても、人にはうまく説明できないこともあり、人を誘うことを今まで躊躇していました。でもこのご兄弟のように、人生が変わるような出会いになるかもしれないと思うと、誤解を恐れず周りの大切な人達を誘いたいと思いました。

 

先生にたくさん導いていただいた素晴らしい一年間   山口 教員 30歳 男性 SA

 宇城先生、今年一年間も道塾での貴重な御指導、誠にありがとうございました。一年間を振り返りますと、気の存在を、身体を通して何度も感じる事ができ、その度に自分の中の何かが変化していることに日常の中で気付かせていただく毎日でした。
 設計図もなく、誰が作ったかもわからない。神秘と無限の可能性に満ちた人間であるはずなのに、後天的なベルトコンベアに乗せられた支配する者の都合の良い教育によって、どんどん劣化させられた私たちは本当に危機的状況であると思います。自分の思考パターンが刷り込みによって作られたものであることを教えて頂き、驚きと何とかしなくてはという思い、両方が湧き上がって参りました。しかし、それを何とかしようとしても自分ではどうしようもできないところに来ているというのもわかりました。だからこそ、自分は先生のもとで学ばさせて頂きたいのだと思いました。先生が親子で来られていた中学生、高校生への指導をされているとき、感動して涙が出そうになりました。それはその人の本当の幸せに向かっていく人生最高のチャンスをその人が得ていると、誰もが無意識に細胞と心で感じているからだと思います。その感動を感じながら、師のことを信じれば信じるほど、私たちの可能性は開いていく、目先の小さな成功にこだわるのではなく、自分という人間の本当の幸せに向かっていくためのパスポートは師を心から信頼するという当たり前のことでした。先生が座波先生に半端でない学び方をされたのは、そのような確信があったからなのだと感じたのと同時に、自分とは比べものにならない信頼の強さだと思いました。しかしこの度も弟子としてできる、最高の修行と幸せに気付かせていただき、これからも更に邁進していきたく思いました。

 この度の道塾での検証で一番嬉しかったのは、気によって人を思いっきり蹴っても蹴った方がものすごく痛かったり、スクラムを組んだ男性陣や輪になった塾生に気をかけて動かすといった検証を通し、自分の頭がその事実を感動と驚きを持って受け止め始めるという変化を感じられたところです。いつも自分の中には、先生の気を凄い!と感動する自分と否定したり冷ややかな視点でみようとする自分がいました。その後者の自分が遂に感動し始めたのに気付いたとき、気の凄さを物凄く感じることができました。先生が地球と溶けて一体となる事象をみせられたように、自分のなかで凝り固まっていた自分が溶けていったような感じがします。
 先生によって導かれたこれらの変化が、自分の明るい未来を今作り出してくださっている、人を心から信じられなくなっていた私の心さえも先生はどんどん変えてくださり、先生にお会いできて本当に良かったと毎回の講義で感じさせていただいており、感謝の念が常に湧きあがります。私の人生において、本当は悩みなんて全然ないのではないかとさえ思えてきました。先生に気を通され、気の凄さを感じ、普段の悩み事も、先生の御教えと気の凄さに気付かせていただく貴重な機会なんだと前向きに捉えて、今後は進んでいきたく思います。

 今年一年間も先生にたくさん導いていただいた素晴らしい一年間でした。まだまだ話にならないレベルの私ですが、師に学べることへの感謝の念を感じ、明るく前向きに自分の日常で一人革命、稽古をかさねていきたいと思っております。
 宇城先生、この度も本当に貴重な御指導、誠にありがとうございました。これからも何卒、御指導、ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。本当にありがとうございました。

 

宇城先生の教えの偉大さに改めて感銘   福岡 会社員 男性 36歳 YY

 熊本道塾へ入塾させて戴き、早いもので今年で3年目となりましたが、倦きる事なく、参加する度に、新たな気付きや教えを戴いております。
 回を重ねれば重ねるほど、宇城先生の教えの偉大さに改めて感銘を受けております。道塾で教わった事や感覚が、日々の生活や仕事中に鮮明に蘇る事があり、その意味の深さや普遍性、先見性に気付かされる処が何度もあったからです。

 今回の道塾では、「積の法則」で物事を捉えていく事について教えて戴きました。足し算では同質のものを重ねる事しかできず、部分体を抜け出す事ができないが、掛け算では異なる次元を産み出す事ができ、それが統一体に繋がるということでした。また「たる桶の法則」でスポーツの世界を見てみると、心技体のいずれをも鍛える事ができず、逆に弊害でしかないという事が良く分かりました。
 スポーツの世界で良く耳にする、本番までにベストコンディションにもっていくという事は無意味であり、武道の世界では今がベスト、常にベストでなければいけないというお話は、気の世界を体験させて戴いたお陰で、スッと腹に落ちました。
 他にも、大人である私達は、3歳までの「体で覚える」という事と、大脳皮質で考える事とのバランスが大事であり、これまでの間違った教育の元で形成された価値観で判断してしまうと、物事の本質を見失ってしまう、3歳までの教育が大事という教えには、3歳と1歳未満の子供がいる私としては、身につまされる思いでした。
 宇城先生から教えて戴いた事を我が子に少しでも伝えていけるように、日々精進して参ります。

 今回は、高校生と中学生の兄弟が参加されていて、彼らの実践を見させて戴き、大人との動きの違いが良く分かりました。また、彼らの教えたら直ぐに出来てしまう様を目の当たりにして、色々と教えられる処がありました。
 親子塾の様子を動画で見せて戴いておりましたが、その雰囲気を少し味わう事ができたように思います。 2016年最後の道塾も、本当に数多くのご指導を頂き、ありがとうございました。 2017年も、また引き続き参加させて戴きたく存じます。宇城先生、道塾スタッフの皆様、熊本道塾塾生の皆様、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

今更ながら感動と赤ちゃんの凄さ、生命の素晴らしさを認識   大分 会社員 女性 43歳 KM

 今年も一年間道塾での御指導、誠にありがとうございました。
 御指導を受ける度に、解釈の仕方、深さが変化しているように感じています。

 前回の道塾でも、今回の道塾でも古来より伝わる格言「三つ子の魂百まで」とも言われるように、この期間が如何に大事か、またその後の過程、環境によって如何に人間力が退化していってるかを深く学ぶことが出来ました。

 前回の道塾では生命の神秘であったり、赤ちゃんはやはり凄いんだという解釈だったのに対して、今回は、ふと宇城先生の御著書『人間は生まれながらに完成形』『子どもにできて大人にできないこと』と繋がったように感じました。どうして生まれながらに完成形なのか、どうして本来は統一体なのか、どうして大人になるに従って潜在能力が低下するのか、どうして部分体となるのか…とやっと自問自答出来る感覚が沸き起こりました。

 考えて見れば、妊娠初期の段階で視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の5感が発達しいて、この感覚をフルに使いこなし日々成長し、生まれてすぐ、誰に教えられるでもなくお母さんのおっぱいを吸うことが出来ます。赤ちゃんは話すことも出来ないので、感じたまま心からの行動で泣いたり笑ったりもします。そして自ら立つこと、歩くこと、話すことを始めます。

 私も2人の子供がいますが、当時は育児に一生懸命で深く考えることも出来ず、今更ながら感動と赤ちゃんの凄さ、生命の素晴らしさを認識出来ました。

 赤ちゃんには余計な知識や経験もなく、本当に純新無垢な心と研ぎ澄まされた5感を兼ね備えていて「人間は生まれながらに完成形」だと本当の意味で理解出来たように思えます。
しかし育て方や、世の中の情報や知識、教育環境によってこれらの潜在能力を退化させていることを知り心が痛みます。

 宇城先生はそうした私達に気を通して、退化した潜在能力、人間力を引き出し体感させ、統一体であった頃を思いださせて下さっていると改めて認識することが出来ました。この体感を無駄しないよう、自分自身でも本来の人間力を身につけていけるよう精進していきます。本当にありがとうございます。

 

少しずつできるところから変えていきます   鹿児島 学校図書館委託員 女性 29歳 YK

 今回の講義で特に印象に残った検証は、数人の男性が組み合っているのを一人が押して倒す検証でした。やってみた方たちがそれぞれ、簡単に押せる、きちんとした礼をすると押せる、礼をしても押せない、など結果が全く違っていて、特に男性が押しても全く動かないなど 筋力では決して語れない力が確かに働いていることを目の当たりにしました。

 今回、講義もですが、何より私にとってうれしかったのは、懇親会で先生とお話をする機会をいただけたことです。
 私は今まで人と対するのに恐怖を感じてしまっていました。話をするにも、自分がうまくやることだけを考えてしまい、会話をすることができていませんでした。人間は、人ではなく間。その間を持つことができなかったのだと思います。
 先生とお話しする中で、自分が今まで隠していたこともはっきりと言われました。けれど、それをわかった上でがんばれと言っていただけたこと。それがとてもうれしかったです。言われたことも、まったく辛くなくて、逆に不思議と安心感がありました。かなり大げさなのですが、私も生きてていいんだとそう感じました。

 宇城道塾に参加すると、いつも皆さん優しくて温かくて、本当にやさしいというのはこういうことなんだろうな、と感じています。まだまだ頭の固い、我の強い私ですが、少しずつできるところから変えていきます。一年間でようやくですが、まずは胸を張って背筋を伸ばすところからです。
 宇城先生、道塾事務局の皆様、道塾《熊本》の塾生の皆様、ほんとうにありがとうございました。来年も引き続き、よろしくお願いいたします。