2014年 学校講演会 〈 立命館宇治中学校・高等学校 〉  2014.5.23(金)

(寄せられた感想の一部を掲載)

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今回までの3回のGLS(グローバルスタディ)は、私にとって素晴らしい体験になりました。 今回はまず、映像を鑑賞し、宇城先生の功績や世界各国で活躍されていることを知り、「身の危険を感じることと、怯えは違う」という宇城先生の言葉に感銘を受けました。また、次々と合宿に参加した様々な国の方に技をかけている姿を見て、その隙のない動きに感動を覚えました。
  講演では、「心」の話が印象に残っています。刀でも、そこに心があると「忍」になること、心に相手を乗せると「想う」という言葉になることについてなるほどと関心をもちました。相手のことを常に考えて行動することが真の思いやりだと感じました。心を亡くすと書いて忙しいと読み、心を去ると書いて怯えると読むことについて、私は気づかぬうちに忙しいことを理由にして現実から目をそらしていたことに気づかされました。壁にぶち当たったとき、怯えてそこから進めないとあきらめるのではなく、自分の可能性を広げるためにも自分自身をしっかり持って壁を越える努力をするのが大切だということを学びました。
  そして、実際に体験したことでは、「型」という言葉に感銘を受けました。スリッパを揃えずに体勢をとったときは力が入らずすぐに崩れてしまうのに、揃えたら人が乗っても簡単に崩れなかったのを見て、靴をそろえることで心の統一を図っているのではないかと思い、スリッパや靴をそろえるのには深い意味があったのだと感動しました。これからは気持ちを込めて進んでスリッパや靴をそろえていきたいです。
  また、人をおんぶする時には手を開いて構えの型を作ることでスムーズに動けたり重さがあまり感じなくなったりすることにびっくりしました。やはりそれも、心の持ち方が違ってくるのかなと思いました。様々なところで実践していきたいです。
  宇城先生はほかにも5人がかりで挑んだ腕相撲にも勝たれており、痛みを和らげるような力も持っておられて、これまでたくさんの修行を積み、何度も壁を越えられてきたのではないかと感じました。
  GLSを通して学び、これからに生かしたいと思ったのは次の4点です。

 ・出来ないことを出来ないと決めつけず、強い気持ちを持って挑戦すること
 ・素直な気持ちでたくさんの事を吸収すること
 ・周りの状況をいち早く察知し、進んで行動に移すこと
 ・自分自身を持ち、壁を越えていくこと  

  きっとすぐには自分を変えられないと思いますが、それ以上に自分を変えないと何も始まらないと強く思います。そして、GLSで吸収したことを決して無駄にはしたくないのです。留学という大きなステージも待っているので、現実を見据えて行動していきたいです。宇城先生、貴重なお話をありがとうございました。
(高校1年)

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僕は宇城さんの講演を聞いて、二つの大きなことを学ぶことができた。それは、「礼儀の大切さ」と「思い込みの力」だ。
  まず「礼儀の大切さ」について、宇城さんは僕たちに実演をしてくれた。玄関から家に入ったと仮定して、脱いだ靴をきれいにそろえた場合と、そのまま脱ぎ散らかした場合とでの力の出方の違いを見ることができた。今回は宇城先生が生徒の上に乗っかり、生徒がそれに耐えてバランスを維持できるかどうかの実験だった。結果は一目瞭然で、靴をそろえた後のほうが、圧倒的に力が出ていた。この結果から、礼儀正しくキチンとすることで、気が引き締まって力が出る、ということが分かった。ではなぜ、宇城さんは僕たちにこのことを伝えてくれたのだろうか? ただ単に力が出る方法を教えるだけというのは、留学に行く僕たちへのアドバイスには適していないだろう。そこで僕はこう考えた。宇城さんが本当に伝えたかったのは、「力が出る」という部分ではなくむしろ「礼儀正しく」の部分だろう、と。日本は、世界から礼儀や作法を重んじる国として見られている。つまり、少しの無礼な振る舞いでも、日本人がすればとても目立ってしまう、ということだ。だから世界からの期待を裏切らないように、常に礼儀正しくあれ、というのが宇城さんの僕たちへのメッセージだと僕は考えている。僕はこの教訓を胸にして、留学中や留学から帰ってきた後も、ハキハキとした挨拶や礼儀正しい振る舞いを常に忘れないようにしたい。
  次に、「思い込みの力」について、宇城さんは、思い込みは僕たちの最大の弱点だと教えてくれた。100℃と書かれた摂氏100℃の熱湯には怖くて手で触れることはできないが、30℃と書かれた摂氏100℃の熱湯なら触れることができる。つまり、熱いと思えば熱いし、熱くないと思えば熱くない、ということだ。ではこれがどう僕たちの留学に関係するのか、ということをあの講演のあとに考えてみた。そのことについて僕が出した結論は、「固定概念を壊して、思い込みを捨てろ!」というものだ。ネイティブスピーカーの前で英語を話すのが恥ずかしいという思い込みを捨て、積極的に英語を使っていくことが英語の上達に繋がる。宇城さんの言葉に当てはめていえば、恥ずかしくないと思えば恥ずかしくないし、英語が上達すると思えば上達する、と言える。
  今回の宇城さんの講演を聞いて僕が学んだ二つのことは、留学中はもちろん、これからの人生の中で大きな財産となることを確信している。宇城さんの話は難しく、すべてを理解できたとは言えないが、それでもこの講演は僕にとって貴重な経験となった。
(高校1年)

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私は中三の時から今までの自分にはあったものが欠けている気がしてなりませんでした。物事はうまくいかず、勉強も以前と比べればはかどらず、効率の悪い時間の過ごし方をしていました。何が欠けてしまったのだろう、改善すべきところはなんなのか、そのことを今日まで考えていました。
  しかし、本日の講演より、この悩みを解消するヒントが得られました。そのヒントとは「行動」と「切り替え」です。過去と今を比べてみると、中三になるまでは、ひとつひとつの物事を四角四面にこなさなければ気が済まない、少し完璧主義な人間でした。しかし、中三に入ると「怠ける」「気を抜く」という楽をすることをするようになり、その時から物事がうまくいかないようになりました。立ち姿や姿勢が悪くなり、剣道の道場に通わなくなったのもこの頃からです。これらのことから、私は日々の行動がきちんと良いものではなくなったことが物事を行うことに滞りを感じ、学びの吸収率が下がり、だらだらと怠慢な時を過ごす人になっていたのだと考えます。
これからはこの怠慢な人間から抜けだすために、行動を一つ一つ正していくことを心がけていきます。また、メリハリがあり、だらだら考えるのではなく行動に移すような人間にもなれるようにも意識していきたいです。
  今まで疑問に思っていたのですが、リーダーや人をまとめる人は同じ雰囲気がします。例えば、キリリとし、姿勢が正しく、まっすぐとした性格をしているということです。このような雰囲気をしている人達を観察していると、あいさつの声が大きく礼儀正しく、一つ一つきちんとこなしていき、切り替えが早いと思えることが多々あります。彼らの雰囲気は、日々の行動から来ているものなのだと、今日気づきました。 
  私たちIMコース(留学コース)の生徒は、今年留学に行きます。その為、先生方に「挨拶をきちんとしなさい」「家の手伝いをしなさい」「服装をきちんとしなさい」などと、耳にタコができるほど言われます。でもお得意の「怠け」や「先生がいないから」という意味で言われたことを守らないことがまだ少しあります。よく考えれば、先生に言われていることは当たり前のこと、それを守れていない私は留学に行き、一年間も過ごせるのかと思うと“危機感”を感じています。「今更言われていたことに納得がいったのか」といいたいところですが、たった今から矯正できるところを見つけ、日本人らしい行動ができる人になるよう、日々努力していく所存です。本日は貴重な話、体験をさせていただき、ありがとうございました。

(高校1年) 

私が今日のご講演を聞いていちばん印象に残っていることは、「思いの強さと大切さ」です。前の私のGLSの感想文とつながるところがありますが、今回のご講演でより一層深く自分の中に落とし込めたのではないかと思います。
  私は正直に言うと、今まで心を込めなくても自分の動作とは関係ないのだと思ってしまっているところがありました。しかし、今回の靴をそろえてから人をおぶるのと、そろえずにおぶるときに出る違いの大きさにとても驚きました。今日いただいたご講演で、なぜ、 挨拶をする、玄関ではきちんと靴をそろえる、などのマナーが大切なのかを、本当に理解できたような気がします。今までわかっていなかったわけではないけれど、周りの先生方に「靴をそろえてお家に入れば気持ちがいいですね。」と言われてはいてもいまいち自分の中で実感がわかず、「そういうものなんだ。」と無理やり自分を納得させていました。だから、あそこまで体に入る力に違いが出てくるとは思わなかったです。
  それと同時に、言い方は変かもしれないけれど、マナーや礼儀がきちんとしている状態で自分の思った以上の力が出る、という仕組みになっている人間の体は、素晴らしいと思いました。自分では自覚していなくても、体の機能はそういう外界の「整ったきれいな状態」にしっかりと反応する能力をもっているのだということに、今回のアクティビティを通して気づかされました。
  改めて考えると、「想い」・「思い」は本当に大事なものなのだと思います。心をこめて行った行動には、そのときにもった「おもい」がにじみ出てくるものだと思います。そこで、わたしが大切にしたいのは「感謝の想い」です。ふだん、わたしたちは気づかないくらい多くの人々に支えられているからこそ、今ここにいるわたしがあるのだと思います。今支えられているすべての 人々に直接「ありがとう。」を言うのは、本当に大切だし、行動に移したいことです。けれど、それが難しい場合もあります。今回のご講演で気づいたように、自分の思っていることは行動に必ず出てきます。だからわたしは、自分の起こす行動で周りの人々に自分なりの「ありがとう。」を伝えていきたいと思っています。
  何回も繰り返し言っていますが、人の体は本当にすごいなぁと感じます。けれど、同時に自分の持っている潜在能力を持て余しているとも思います。今の日本は、生活に不自由しません。甘やかされた環境の中にいれば、自分の力をたいして使わなくても生きていくことができてしまうので、与えられた力はどんどん奥のほうへ隠れてしまいます。そして、自分も含めた多くの人が、本来出せるはずの力を忘れてしまった状態にあるのではないかと思います。
  宇城先生は、人間に与えられた力をそのまま使っているように感じました。どのように表現すべきかよくわからないけれど、心と体がしっかり結びついている、つながっている、というのがいちばん近い言葉のような気がします。
  一度忘れてしまった力は、元に戻すことは簡単ではありません。だから私は、まず「心の想い」を大切にすることから始めていきたいです。
(高校1年)

今日は、公演が始まる前から、先生たちがいつも以上にたくさんいて、すごい人が来ると思いました。最初にVTRを見て、まず、宇城さんの偉大さに圧倒されました。お話されている口調からも、すごさを感じました。全てが今まで、自分の教わったことのないことだったので、すごくためになったとともに、これからの人生で生かし続けている教えだと思いました。
  講演で、僕が一番驚いたのは、人間には、身体脳があるということです。僕は、まさに生きるための脳であると考えました。なぜなら、前回にもやっていたこともあってけれど、今回もまた新たにとても驚かされました。同じ重さでも、身体は軽く感じるということや逆に重く感じる、力の強さが変わるこういうことが手をパーにすると全く変わりました。これには本当に驚きました。このようなところから、どんなに不利な状況や場面、危険な国や地域にいった時に自分に身体脳があるかないか、またその個数や技術で、生きるか死ぬかが分かれるものであると感じたからです。
  また、礼儀という面で日本人は一番出来ていると思っていました。しかし、礼が一番出来ていないのは日本だと聞いて、なぜだろうと思いました。そこで僕は、こう考えました。今の日本は一番礼をする国であると。僕たち日本人は授業が始まるときや終わる時、目上の人に会った時など、さまざまな場面で礼をします。しかし、礼という動作をただただ一連の動作にしか思っていないと考えました。自分もいろいろな場面で礼をする場面があるけれど、正直そうなってしまっています。「礼」、この動作をするには意義があるから、どんな場面でも、ただするのではなくて、相手に感謝の気持ちを持ってやっていこうと強く思いました。また、そういうことができたから、話にもあったように、礼ができた子供は生き残ったと思います。そのことを聞いて言い方は悪いかもしれないけど、神様に生かされているとおもいました。
  そして、人間は人を幸せに出来る最高の生き物であると聞き、自分にはまだ思いやりの気持ちが特に家族に対して足りていないと思いました。この学校にこさしてもらえているのは自分の親だから、こさしてもらえている分、僕が親への、思いやりの気持ちが親を幸せにしてあげることにつながってくると思います。
  本当にためになる講演ありがとうございました。自分の人生はこれから長いから、年収1億円を目標にがんばっていきます。
(高校1年)

今日の授業を受けて、私はやっぱり日本はすごいんだなと感じました。なぜなら、日本には他の国にはない文化や礼儀というものがあるからです。例えば、私たちが日常生活の中で何気なく行っている礼が心のスイッチの切り替えになっていることや、スポーツである合気道にも、日本が昔から大切にしてきた日本人の考え方などがにじみ出ていることです。私はこれまで礼をすることが習慣になっていたため、本来の礼の意味を分かっていなかったんだと思いました。私は小さいころに言われていた「靴をならべなさい。」とか、「あいさつは自分から気持ちをこめてする。」ということが、なぜ大事なのか今日まで分かってませんでした。しかし、今日の宇城さんの講演を聞いて本当に挨拶したり、靴を並べたりするのが大事なのだということが分かりました。たとえささいなことでもそれを実行するかしないかでこんなに違うのかと思わせるようなことも今日実践したことで学びました。日本の礼儀の意味を知ることができた今、私は、今まで以上に外国の人に日本の良さをしってもらいたいと思う気持ちがより大きくなりました。
その他にも、私たちは目に見えるものですべてを判断してしまっているということが深く印象に残りました。例えば今日宇城さんが言ってくださった温度計の話が特に印象に残っています。確かに言われてみるとその温度計が壊れているだけかもしれないし、温度計がいつでも正しいということはありません。しかし、私は、宇城さんがこの中に手を入れることができるか?と質問された時、温度計で判断をしてしまいました。しかし、それは、目に見えるものからの情報をあまりにも信じすぎていました。だから、私は宇城さんのおっしゃった「温度計が100度を表しているから熱いのではなく、水そのもの自体が熱いからそのなかには手を入れられないんだ。」ということに、すごく納得することができました。
  今日の話を聞いて私は、留学に行っていろんなことにチャレンジしたいと思いました。今日の温度計の例のように私がこうだと思い込んでいること、先入観をもってしまっているものは、実はそうじゃないかもしれません。だから私は、より多くのことにぶちあったって、色々な発見をしたいと思いました。他にも、日本の礼儀などに誇りをもって、外国の方たちに日本のいいところをたくさんおしえてきたいなと思います。想、忙、怯なんかにも入っているように、私は、人間は心が大切だと思います。だから、いつも平田先生もおっしゃってるように熱い心、情熱をもって留学でもなんでも乗り越えていきたいと思います。本当に自分にとって今日の授業は考え方が広がるいい経験になりました。
  今日で学んだ日本人の立派な心を持ち続けこれからもがんばっていきたいと思いました。ありがとうございました。
(高校1年)

今回講演してもらい、いろいろなことを得ることができたと思います。宇城さんの映像などを見て、グローバルリーダーに必要なことは人から好かれることだと思いました。宇城さんの一心なところや軸のぶれないところに人々は惹かれたのだと思いました。本当の「文武両道」を見せられた気がしました。
  講演の内容から学べたこともたくさんありました。一つは、礼儀をしっかりすると体の軸も定まるということです。講演では、靴をしっかりそろえると体も強くなり上に乗られても倒れませんでした。このことから、礼儀は人に気を遣うためだけでなく自分をしっかり支えるためでもあるのだと分かりました。二つ目は、一つにぐっと集中することです。これはペアをおんぶするときに感じました。このことを個人的に勉強面で生かしたいと考えました。スイッチを切り替えることでとても伸びると思います。そして三つ目はいろいろなことが日常のこととつながることです。コーヒーの温度を100度と思うか、30度だと思うかで頭が勝手に触っても大丈夫か判断すると気づき驚きました。そして、最後に腕相撲はとても驚きました。何人もの抑えにさらっと勝てたのは調和することが大切だと学びました。心と体が強い宇城さんだから簡単に勝てたのだと思いました。
  宇城さんから得たものを今後に生かすためにまず、日本の精神を大切にしたいと考えました。映像で外国人がなんの違和感もなく柔道着を着ていて驚きました。あれほどの人数の外国人が日本の文化に興味を持ってくれたのは日本文化が素晴らしいだけでなく、それを伝える宇城さんが日本文化に誇りを持っているからだと思いました。そして、一人の外国人の言葉がとても印象に残りました。それは、「心の中に虎がいる。」という言葉です。宇城さんを表現するのに適した言葉だと思いました。映像でもさらっと相手を倒してしまう宇城さんは芯から強い人なのだと思いました。これも、グローバルリーダーに不可欠なことだと感じました。
(高校1年)

2014年5月23日、今日のGLSは、宇城様が来て講演をしてくださった。
  はじめに宇城先生紹介のビデオを20分ほどみさせてもらった。3週間ほど前にもらった冊子ではそこまで詳しく宇城先生についてはわからなかったので、このビデオを見ることによって、宇城講師の空手道や合気道での実力の凄さや、どういうことを信念としているのかを少し理解することができた。ビデオの中でも武道の実力が凄かったことが分かったけれど、力を使わないで、人間本来の力を引き出しているところを実際に腕相撲で見て、ほんとうにびっくりしたし、ほんとうに信じられないかんじがした。講師の話の中で、「人間、特に日本人は平和ボケしている。だから本来の力を引き出せていない。」というような話があった。確かに、野生の動物に比べてどう考えても安全な環境があるし、食べ物も確保できるから戦ったりする必要性はないから、危機を感じることは少なく、平和ボケしているなと思った。またその話で、「怯えることと、危機を感じることは違う。怯えるというのは漢字で心が去るとなるが、危機を感じることは、それによって生物本来の力を出すことができる」というような話をしていた。それを合わせて考えると、人間が本来の力を出すことのできる機会は一生の中であんまりないのではないかなと一瞬思ってしまった。だが、ちょっとした行為や、心構えを変えるだけで、力をより発揮することができたり、痛みを軽減させることができるのを、今回と前回で身をもって体験することができて、人間の身体と脳と心はリンクしているのだなとわかった。また、「思い込みで判断してはいけない。」という話もしていただいた。人間は自分たちで決めたことに縛られすぎていて、いざというとき、自然界にもともと存在する摂理から目をそむけてしまっているのではないかなと思った。時間を見る時計や、温度を測る温度計など、その数字にとらわれすぎなのかなと、話を聞いて思った。
  実験で自分たちで体験したり友達がしているのを見ていると、人間は騙されやすいのかなと思って怖くなってしまった。特に、おんぶをしているときに手をすぅっと下げると重く感じるとか、左右の手をだんだん近づけてかさね合わせるだけで中心軸が安定する、ということを実際に感じて、催眠術みたいだなと思った。腕相撲の話では、1対1の対戦なのに、「腕が折れる可能性がある」ということを聞いて驚いたし、1対4でも宇城先生がいとも簡単に相手の手を持ち上げたりしている事実が信じられないように思った。
  いろいろな話を聞いたが、どの話も結構おもしろかった。私は、海外に行ったとき、とりあえずスリッパをそろえようと思った。それによって日本人としての心構えを忘れないようにし、また、大きな力を引き出せるように頑張りたいと思う。
(高校1年)

私は、今回の宇城先生の話を聞いて自分にはまだ“心”が行動についていけていないと思いました。そして、日本の躾などの美を、留学で異国の地へ行っても大切にしようと思いました。
まず、“雑用は心が乗っていないから、何も吸収できない”ということです。私は、家の手伝いなどを嫌々やってしまうことがたまにあります。だけど、それでは学べることも学べなくなってしまうということに繋がるんだなと思いました。留学に行った時にも、そのような態度をとってしまうと関係が悪くなってしまうと思います。そして、今回、スリッパを揃えたように身体は心からくるということうを実感しました。いつも、言葉では言っているけど実際よくわからなかったけれど、今回の講演を受けて体験することでわかりました。
  “想”や“忙”など、漢字一つで表すことができるのは、日本ならではの美しさであるなあと実感しました。このことを学んで自分は、まだまだ日本の事をちゃんと知れていないことも分かったのでしっかりと学びたいと思いました。日本の躾や美は、形で表れているのもあれば、気遣いといったことからほかの国にも負けることはないと思いました。金さんとの対談も読んだなかで、“ありがとう”という言葉で世界は平和になるとおっしゃっているのが、今回の講演を聞くことで、わかりました。
  そして、痛いのは、痛いとおもうから痛くなるというのについても、わかりました。私はどちらかというと積極的ではないので、怯えているのにつながると思います。何も挑戦せずにただ怯えるだけでは何もの成長にも繋がらないけど、身の危険を感じることで、成長や進歩につながるというのに共感しました。これから、自分をしっかりと出していかないと、世界の舞台では輝ける人にはならないと思うので怯えずに取り組みたいです。
  Humanityという言葉には、日本語でいう“自分らしさ.個性.人間性”などを全部一語にまとめた言葉だというのを聞いて、日本語は一語だけでまとめるのではなくて、一つ一つなに様々な意味があるのだなと思いました。それと同時に、日本語のよさを知れて、誇りに思いました。これからは、英語を学ぶのも、大切だけどしっかりと日本語の意味を知って、その良さを伝えられるようにしたいと思いました。日本語には、沢山の見えない美しさがあるんだなあと思いました。例えば、“見えないエネルギー”など、私は見えるものだけを判断しがちだけど、日本語には、見えない礼儀作法や、気遣いを知れる機会だと思いました。心は、行動からくるということに、共感しました。なのでこれからは、有言実行できる人間になりたいと思いました。
  今回の宇城先生の講演を聞いて、学べることが沢山ありました。この学んだ事を忘れずに、これからの人生に繋げていきたいです。常に心を持って何事にも怯えずに、困難にも乗り越えていける人間になりたいです。今回、本当にありがとうございました!
(高校1年)

今日の授業を聞いて私が一番共感できたことは、自然界ではどんなものでも周りと同化してしまうということです。それと、切り替えがはやい人が人生で成功する、ということです。
  まず前者で、私はこれまでの授業を通して今の若い人たちは特に、その傾向が強いのではないかと思いました。どんなに熱いコーヒーでもそのまま置いておくと周りの空気と同じ温度になってしまうように、今の私たちにはまわりと同じになってしまった、協調性がない人が多いと思います。私もですが大勢の中に入ると自分の意見があるのに言い出せず、まわりの人に合わせているだけです。さらにそのほうが楽だという人もいます。
  また、意見を持っていても、周りに流されてそれ自体を変えてしまう人もいます。若者が今の日本の政治に対して無関心なのも、今の世界に満足し、権力者が決めたのならそれでいいと思ってしまうからだと思います。
  しかし、海外の人は、あなたは~さんと一緒だねと言われると怒るそうです。それは、自分の意思を伝えたい、自分の力でまわりを変えたいという思いがあるからだとおもいます。つまり、どうにかして世界をいいものにしたいと思っているのです。
  私たちにとって、大切なのは、そういう風に物事を考えることだと思います。今の日本は私たちの努力次第でもっとよくなるというように考えることが必要なのです。そして、それを超えて世界をもっとよくしていこうという人がグローバルリーダーになれるのだと思います。
  次に後者ですが、これは今の私たちにとって、もっとも重要なことの一つだと思います。楽しむ時は楽しんで、集中するときは集中する、といったけじめをつけることは、留学先でも大学でも、社会に出てからも必要です。だから、今日のように、いつまでも話しているのではなく先生が話し始めそうになったら、もう、すぐに話を聞ける体制に入れるようにしようと思います。そのために、あらかじめ水を引いておいて蛇口をひねればいつでも水が出るようにしておき、年収1億円を稼げるようになりたいです。
  いつでも、そのような状態にしておくためには、先生の話をしっかり聞くことが大切だと思います。そして、自分で考えて、素早く行動することが必要なのだと思います。
  どれだけ先生の話を理解していても、行動に移せなければ意味がありません。また、どんなに素早く行動できても先生が、おっしゃったことをきいていなければ、正しい判断ができせん。それも、周りと同化して、みんなの動きをみてから動いても素早い行動はできません。だから、自分でいまは何をするべきなのか、先生は何をしているのかをいつも、頭において、行動するべきだと思いました。
  また、自分ができたらそれで終わりではなく、まわりの人で出来ていない人がいたら、注意できることもグローバルリーダーになるために必要なことだと思います。これからはそういうことが普段からできるようになりたいと思いました。素晴らしい講演ありがとうございました。
(高校1年)

140523-03