2016年 大阪中上級・A 第2回 (2016.3.16)

対立や競争ではなく「調和」の尊さを実感できる実技   京都 自営業 45歳 男性 SS

 今回もご指導誠にありがとうございました。 毎回驚きと感動を与えて下さる道塾ですが、今回は特に「言葉よりも行動、ただしそれは心ありき」という教えを身を以て経験させて頂きまして、一週間経った今も感動覚めやらぬ感じでおります。
 冒頭で視聴した近藤氏に関するムスタンでの記録映像がその伏線であったことが、今回の内容を振り返っている今だとよく理解できます。つまり、植物など生育するはずのないと思われた大地に、まずは行動ありきで乗り込まれ、命を懸けて取り組み成功された近藤氏の生き様を一部だけでも見ることができ、行動力の凄さと強く美しい心を感じました。その後、実技指導において私は塾長の服をつまむよう指示され、その通りに塾長の腕の部分を両手でつまみ、さらに私の服を数名の方がつまみ、またさらにその方々を数十名が、と全員が塾長を中心につながった後、信じられないことが起こりました。一人目の私が右か左かどちらに移動しようとしてもビクともしませんでしたが、塾長に気を通されると、私が右に動くと、私に引きずられるように全員が右に移動しました。また逆に移動しても同じです。
その時の私の感覚は、気を通された瞬間からなぜか「これはできる、いや、やるんだ」という確信に近いものが湧き上がってきた感じでした。また参加者全員が肩が触れ合うくらいに集まり、その場でくるくると回転すると、ぶつかり合ってしまいますが、その後気を通されると、ぶつかり合うことなくスムーズに回転できました。位置はさっきと変わっていないのに、全く不思議です。
 講習の中で塾長は何度か「心が大切」と仰られていたと思います。私はそれはすなわち「無心で、無欲で」という心持ちを仰られているのだと解釈しております。また、近藤氏の映像でも見たように「自分以外の誰かのために私心なく」という姿勢を教えられているのだとも解釈しました。その後の実技も「対立や競争」ではなく「調和」の尊さを実感できるものばかりでした。前回も思ったのですが、中上級編になると初級編に比べて部屋全体に漂う気の存在を強く感じられるような気がします。参加回数を重ね、塾長と直に接することで塾生全員の気力が向上しているのだと勝手に想像しています。 入塾するまでは、言葉で考え、論理で理解する癖のようなものがありましたが、今は心のこもった行動がまずありきだと実感する日々です。気付かせて頂き本当に感謝しております。今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。