2015年 大阪中上級・B 第5回 (2015.10.7)

視覚的かつ感覚的に気を学ぶ事がでた有意義な講義でした  奈良 公務員 男性 25歳 AN

 今回はビデオにて海外で実施された武道セミナーの様子を鑑賞した後、実践を通じて気の存在を肌で感じるという内容でした。視覚的かつ感覚的に気を学ぶ事ができ、非常に有意義な講義でした。
  まずビデオで感じた事は気のすごさ。海外の武道家が塾長に攻めるも、皆それらをかわし、隙をつかれて全く太刀打ち出来ない状況を見ました。
 塾長は気によって相手の動きを全て感じる事が出来ており、我々が一般的に標準と認識している“頭で考えて動く”では到底追い付くことが出来ない動作です。もはや頭で考える次元を超えているため、我々はただそれを目で見て、塾長指導のもとそれを肌で体験して、感じる。これしか出来ないと思います。実生活では不可能でも、この講義を受けている間は“自分たちも出来るぞ!”と前向きな気持ちになれます。
 次に体で感じたのは部分体の定義。 言葉ではなく、体で定義を学んだと感じました。 極論ではありますが、部分体とは“我々が普段当たり前と感じている行為そのもの全て”ではないでしょうか。我々は身体に潜在するポテンシャルのごく一部しか使わずに生活しており、そうさせたのも我々の文化が原因であると感じました。 人や物、自然と関わる距離感・感覚など、全てが劣化している気がします。それがあり得ない事件を引き起こしていると感じます。劣化した結果、皆自分の事しか考えられなくなってしまう、政治は国を守るシステムになっていない、教育は人を育むシステムになっていない、いち役所の人間とて、このままではいけないと感じました。  
 まずは少しでも自分が気づく事を意識し、一人革命をやっていきたいと思います。“人との関わりを大切にし、対立をしない。平和こそ最大の強みである。”をモットーに、明日から生活していきます。貴重なご講義ありがとうございました。

 

出会えた方々のおかげで今の自分がある   大阪 歯科衛生士 女性 50歳 NH

 部分体の身体はいつも浮いている。そして覚悟ができていない。
これが私たちの日常であると教えていただきました。

 部分体では何をやっても衝突して、後は力関係や肩書きで勝負が決まってしまうのは逃れようのないことだと思いました。その中でいくら強くなろうと筋トレをしても、まったく意味はなくむしろ統一体から離れていくという皮肉な現実。そんな世の中で先生は希望の光を私たちに見せてくださっています。

 1対大勢で、引っ張り合ったり、押して見たり、倒して見たり・・・こんなありえないことを毎回見て、体験させていただいています。腕立て伏せをするときに背中を押されると、当然上がらなくなりますが、先生に気を通していただくとグイッと上がる。どこからこの力が湧いてくるのだろう・・・現実のことなのに、毎回驚きます。自分の身体なのに、自分では出せない力です。
 しかし、これも確信を持った現実です。 どうすればこの驚くべきパワーを出すことができるのだろうか。 自分に備わっている力だということは確信が持てているのに、分からないことばかりです。これが私たちが知らないサムシンググレートという目には見えない力なのだと思えます。
 突き詰めれば、この不思議な力で宇宙が生まれ、その中の小さな惑星の中の小さな小さな自分の命が今の自分の人生。宇宙の時間では瞬きの時間にも値しないくらい一瞬の命。そんな命を無駄に生きたり、争うことはなんと愚かなことであろう。何らかの意味があってこの世に生まれ、この周りの人たちと出会えていると思えば、調和融合するしかないと思えます。
 出会えた方々のおかげで今の自分があると思います。対立しているな、と思っていた人も、実は私に修行の場を与えてくれているのだと思えることが多くなりました。
 優しい気持ちで物を扱うこと。暖かい気持ちで人に接すること。こんなことがたくさんできるようになってきました。それは、そうしようと思っているからではなく、そうさせてくれる人たちが周りにたくさんいるからです。
 宇城先生が導いてくださる調和の世界へ一歩でも近づきたい!その想いで、これからも学ばせていただきたいと思います。ありがとうございました。