2013年 大阪中上級 第6回 (2013.11.6)

意味ある人生・価値ある生き方を教えて頂いている  奈良 美容室経営 35歳 男性 KO

 1年間ありがとうございました。
 最初、北朝鮮の女性のスピーチの映像をみせていただき、一歩間違えると生きていけないという状況の中、命がけで歩んでこられた人生の道のりは想像を絶するものがあったと思えます。
 「わたしは経験したことがない」と、他人事のように思ってしまう事。宇城先生のご講義を受けさせて頂いていると、私自身が平和ボケして感覚が麻痺してしまってると思いました。
 命あるのが、当たり前だという感覚いかに私自身の人生が緊張感も締まりもない時間を過ごしてきたかを、反省しています。常に呼吸が止まっている、今までダラっとした人生が私の呼吸や身体をも止めてしまっている。止まっている呼吸、身体がつくりだす時間や空間は意味のない時間を過ごし その結果が宇城先生のみられている先の未来だとしたら、このままで良いはずは、絶対にないと、私自身も感じています。

 ガリレオのお話や、気を使っての治療のお話で、今までの常識にとらわれて、目に見えているものしか信じられない、信じようとしない愚かさや、今まで、テレビや、作られた情報、常識 過去にとらわれて、そこから、抜けれない人生だとしたら、それこそ 虚しさや 悔しさで、意味をもたない人生になってしまうと思いました。
 その、意味のない人生から宇城先生は私に意味のある人生 価値ある生き方を教えて頂いていることに感謝の言葉しか浮かびません。

 宇城先生のご指導での一人革命を実践し意味のある人生、希望ある未来を求めて、まだまだ、私自身小さい存在で未熟者ですが、これからも、宇城先生のご指導の下成長していきたいと思っています。

 

答えはまだみつからないが今人生を真剣に考える時期 大阪 歯科衛生士 47歳 女性 HN

 今年度最後の道塾でのご指導ありがとうございました。
 一年を振り返って感じることは、自分の頭で考えて、勝手に限界を設けたり、間違った常識を鵜呑みにしてこれで良しとしていることの多さに驚きました。そして、その中にありながら、どんどん変化し成長していく塾生の方々を見て、自らの勉強不足を思い知った一年でした。

 今回、TEDで紹介された北朝鮮の女性の方の生死を懸けて脱北し、何の後ろ盾もなく中国や韓国へ難民として移り住みそこで生活していくまでの体験談を聞き、胸が痛みました。今の私たちは、その女性が最初に話されていた「貧困に苦しんでいる人がこの国にいるなんて信じられなかった」の状態そのもので、いかに平和に生きていて、命を感じない世界に自分がいるのかを知りました。
 知らないということが、どれほど愚かで、これからの日本をダメにしていくかを教えていただき、今自分に何ができるのだろう?という思いが湧いてきています。その答えはまだ見つけられませんが、宇城先生に学びながら、これから先の人生をもう一度真剣に考えていかなくてはならない時期なのだと感じています。

 また、検証の中で、部分体の私たちはスポーツをはじめいろいろな場面で息を止めて身体が浮いた状態にあることに反し、統一体では関節がぐっと伸びて届かなかった距離の相手に届いたり、握られている腕を簡単に振りほどけることを体験しました。このようなことができる「気」による変化は、人間が本来持っている力であり、それを無くしてしまっているのもまた私たち自身であるということを教えていただきました。
 驚いてばかり、そして自分が何もできていないことに対する反省の一年となりました。来年からは、もっと積極的に行動できるように、気持ちを新たに学ばせていただきたいと思います。
 一年間、ありがとうございました。

 

道塾で学びたい、武道を根底とした生き方   大阪 会社員 39歳 男性 KY

 「力」で無理矢理押し通そうとすると、身体が弱くなってしまうことを再認識させていただいた最後の道塾でした。
 特に、先生が「渡り鳥」の話をされながら、大勢に固定された腕を苦も無く動かされる様を見て、また、「応援があっても力にはならない」というお話を聴いて、「未だに、分かってもらおうとか、認めてもらいたいというレベルの低さのままだった。一人革命で、自らが強くなるほかない」との思いを新たにしました。
 
 今年は個人的に激変となった年で、十数年務めた会社を、諸事情で退職せざるをえなくなり、退職に至った経緯をあれこれと考えるうち、自分の情けさなさに歯噛みする思いでした。先生が常々言っておられる「一人革命」という事を、自分ははき違えていたように思います。
 振り返れば、前職ではあまりにもリーダーになろうとしすぎました。それが故にあまりにも人をシステムや理屈で動かそうとしすぎ、仕事の要を見失って、自らを弱くしてしまい、また八方美人な振る舞いが多く、却って信頼を失った様に思います。その根底には、やはり自分を認めて欲しいという自意識があったと認めるほかありません。

 それを、端的に示唆してくださったのが、『道』178号に掲載されていた、今年夏の甲子園に出場された、奈良県立桜井高校野球部員の方の感想文でした。
 「自分達のやっていることを、わかってほしいとも、わかってもらおうとも思わない」との、失礼ながら、とても昨今の高校生が書いたとは思えない芯のある文章を読んだ際、雷に打たれた思いでした。「わかってもらう必要はない」とは、一歩間違えれば独善的な思考に陥りがちですが、根底に「感謝」「謙虚さ」そして「実力」があれば、驕りの無い、強い生き方の軸となる筈です。
 私が先生から学びたいと思っている、武道を根底とした生き方です。

 ありがたいことに、この度無事再就職先が決まりました。年収は大きく下がってしまいましたが、改めて、仕事を通して「事理一致」を目指して行きたいと思います。
 宇城先生、スタッフの皆様、他の塾生の方々、一年間本当にありがとうございました。