2013年 大阪中上級 第5回 (2013.9.4)

頭での理解はまったく違うと気づいた   大阪 会社員 39歳 男性 HM

 「脇をしめる」という意味がまったく変わりました。
 今までなんとなくいろいろな場面で言われてきた言葉です。
 ゴルフや野球などでそう教えられてきました。言葉のもつ意味が変わりました。
 頭と言葉でつながっているものが、いままでの常識にとらわれて、違う解釈になっていることが他にも多いと思います。
 頭で理解してきたことが、まったく違うことだと気づかされたことが、大変自分にとって良かったです。いままでの常識、非常識に(頭で知っていること)は、間違いが多いという前提でこれから生きていかないとダメだと思います。
 本当のことを体でわかっていけるように、前を向いてすすんでいきたいです。
 ありがとうございました。

 

50数年間の練習は何だったのか   兵庫 無職 72歳 男性 S.W

 今年度も早、第5回目の講座になってしまった。
 今回も1996年に発見された「ミラー・ニューロン」の「映す」という検証を前回に続いて体験することが出来た。
 前回は、相手に背中を抑えつけられていても先生から気を通されると容易に膝を回すことができるということを体験させて頂いたが、今回は「サンチン」の型の基本要件である「わきを締める」ということが空手道だけでなくゴルフのクラブや野球に於けるバットの振りの動作にも応用できるという何とも不思議な体験をさせて頂いた。
 私も空手道の経験があるので外見的に『わきを締める』ことはできるが、相手になって頂いた方の腕先を脇にはさんで動かそうとしても相手と衝突して相手を動かすことはできなかった。
 自分では「わきを締めてやっている」つもりなのに相手に何の反応も起こすことが出なかった。しかし、先生から『氣』を通されると、いとも簡単に相手を自由に動かせることができ嬉しい感動を味わった。
 『氣』が時空を超えた実存であることを相手の方とお互いに感じ合い語り合った。
 一体自分のやって来た「サンチン」の型の50数年間の練習とは何だったのか、無意味な練習に過ごして来た年月だったのか、と情けなく思った。
 講座の終了後、先生にこの原因をお聞きしたところ、「できる師によってしか習得できない」「心が土台になっていない」という進言を頂いた。
 明日からの練習への新たな出発点となったが、果たして『心を土台にした』サンチンの練習が本当にできるのかどうかを深く思わされた今回の講座でした。

 

気づいたことを実践し、正していく   大阪 自営業 39歳 男性 T.K

 今回はミラーニューロンの素晴らしい御話を聞かせて頂きました。
 特に生まれ持って右脳に障害があり、本来なら半身不随の人生を送らなければならない子供が、両親の発想の展開によりミラーニューロンの働きのおかげで歩いている姿には本当に感動しました。
 塾長が何度か御話されていた本気の力、子供を本気で思う親の力。そして本来人間に備わっている科学では理解できない素晴らしい力と可能性を感じました。その真剣な気持ちや行動によって気というのは身につくのかもしれないと思いました。
 また現在の学校や組織がダメな事をダメなまま改善せず何十年もそのままだという事も知りました。
 今の日本に突然なったのではなく、なるべくしてなったのだとわかりました。地球全体の温暖化や異常気象もなるべくしてなったのでしょうが、学校や組織と同じく、自分の利益や保身しか考えられないお偉い人達ですから、その原因もきっと人のせいや環境のせいにして、頭で考え、行動せず、なにも変わらないのだと感じました。だから塾長が一人革命を進めて行こうとされているとやっと本当にわかった気がします。
 できあがってしまっている間違いだらけの組織になにを言おうが、そんな人達とくらべたら馬に失礼ですが、馬の耳に念仏。衝突するのではなく、違う方向から一人革命をすすめ大きな渦となり間違ったものが自然の摂理にしたがった正しい方向に向かって欲しいと思いました。
 私自身も大きな組織にいないだけで、間違いをそのままにしている事も多々あると思います。

 

まだまだ時間が止まっていると実感・反省   大阪 歯科衛生士 47歳 女性 H.N

 いつも心に響くお話を賜りましてありがとうございます。 
 今回はミラーニューロンのお話の実例として、脳に障害を持って生まれたマリオ君とそのご両親の賢明な努力や愛情のあふれる生活のビデオを拝見して、目頭が熱くなる感動を覚えました。
 映すのは、外側の行動だけでなく、見えない部分=心の様子までもが相手に映り、その結果があらわれるのだと教えていただきました。 
 言葉だけでは心がないため当然映るはずもなく、私たちが普段人に接していて(相手が子供でも患者さんでも)、何がどのように伝わっていくのか少し不安になりました。 
 また、その行いは実際に相手の目の前のことだけにとどまらず、普段の生活の行動すべてが含まれているのだと知り、先生が言われている「日常の中のすべてが修行」という意味がやっと分かったような気がしました。人の見ていないところでも、しっかりと心ある思いで行動できるようになりたいと思います。 

 常識だと思っていることが間違っていて、その反対のところに真実がある。「脇を締める」を例にとってお話と実践をさせていただき、今まで脇を締めていかねば!と思っていたことが大きく覆され、一瞬何を信じていけばいいのだろう?と思いましたが、サンチンの型の中にも答えは隠されているし、もちろん先生の送ってくださる「気」やDVDの中に刷り込まれた常識を消し去る真実があると確信しました。
 自分はいかに何も知らないで生きてきたか・・・ちっぽけな自分に腹立たしさを感じます。まだまだ、時間が止まっているなと実感させていただきました。自分に甘えていることも反省です。 
 また一つ、今日から実践できることをコツコツと積み上げていきたいと思います。これからも、学び続けていきますので、よろしくお願いします。