東京・大阪・仙台・熊本・岡山 特別合同合宿  (2013.10.5-6)

自分の生き方そのものを問う貴重な体験    北海道 公務員 39歳 男性 T.M

 道塾合同合宿の際には、貴重な体験をさせていただいてありがとうございました。
 合宿の内容を思い返す日々を過ごさせていただい ています。
 この合宿を通して、自分がいかに今までの自分の生き方によって形成された枠組みに縛られ、その結果、思考・身体が硬直化しているということを、 改めて認識させられました。
 先生が言われる「身体の癖、思考の癖」は、すでに自分の血肉と化しているので、これを変えることは生まれ変わるぐらいの気持ちで根本から取り組む覚悟が必要であると感じました。
 通常であれば、いかに先生が優れていようと、受け手の我々には自分の枠組みの中でしか理解できないため、結局自分が都合が良いように矮小化して受け取ることしかできないと考えられますが、先生は気を通じて、この部分体である我々の小さな自我というフィルターを通り越して、有無を言わせず一時的に統一体の状態を我々に体験させます。 これは本当に物凄いことであると思います。
 このような統一体の体験として印象に残っているのは、4人が四つん這いになっている上に一人がうつ伏せで乗り、下の4人が一斉に体を起こすという 実技です。上の者は端の人の体に腕を通して落ちないようにはするのですが、気がない状態では簡単に落ちます。しかし先生が気を通すと、足の甲側を下のものの押し付けると、体がくっつき落ちません。慣れるとかなり力を抜いてもくっついたままでした。
 また、観の目という状態を体験することもで きました。通常では周りの人々に視線を順次移しても安定せず、非常に曖昧な物の見方しかできないのですが、気を通していただくことで、視線を移すたびにその先にぶれずに止まるという状態となりました。
 これには本当に驚き、正に見る世界が違うと感じました。しかし、ここまで画期的な方法で体験をさせていただいても、それを生かすかどうかは、今後の自分の努力次第であることを決して忘れてはならないと思います。
 今回の講義の中で「エントロピー増大の法則」のお話を先生がされていたことが印象に残っています。我々は既にこの法則の中に取り込ま れているから、ここまでものすごい体験をしても、なかなか目を瞠るような成長をするというところに至らず、周囲に影響され行動ができないという現状に甘んじています。
 「心は行動によって作られる」「逃げる行動は逃げる心を作る」という言葉も胸に重く響きました。
 これまで自分が道塾に参加する動機は、自分を向上させたいという漠然としたものでしたが、今回の合宿に参加することで、もう少し形が見えてきたように思います。
 それは人間力の向上であり、心を作り上げていくことであるというのが今の自分の理解です。
 先生が行う常識では考えられない数々の実演はあくまでもその人間力の結果であって、目に見えない部分の方が大切なのではないかと考えさせられました。

 この合宿で得た経験はなかなか簡単に言葉で表すことが難しく、また整理がつかないというのが正直なところです。ただ、自分の生き方そのものを問う貴重な体験であったことは間違いありません。
 より良く成長し真剣に行動を実践していくことが、このような指導を受けたことへの恩返しであると心に刻みつけ、道塾に参加したことの重みを胸に日々生活をしていきたいと心を新たにしました。

 

道をしっかりと見つめ、自分自身向上して行きたい    東京 会社員 39歳 男性 MT

 エントロピー増大の法則は、今の世の中を説明するのに本当に分かりやすい説明でした。また、自分自身が今の世の中で、正しく自分らしく生きて行くには想像以上のエネルギーが必要だと思いました。
 確かに今、姿勢の良い人がほとんどいなくなったように思います。また、やる気に満ちた人が少なくなった気がします。思いやりのある人が急激に減ったと思います。歩き方を今回教えていただきましたが、教えられる前と後では見違えるように変わりました。教えられる前は、ほとんどの人がしっかりと歩けていませんでした。
 ミラーニューロンの考えでは、周りにしっかりとした人が多ければ、自然と皆が向上するはずですが、現在は世の中豊かになったにも関わらず、人としてのレベルが急激に下がっており、危機的状況あるように思います。
 仕事で、いろいろな人に関わるのですが、常識の通用しない人、異常に自分勝手な人が、ここ1、2年急に増えたと感じています。
 自分にしっかりとした意思と行動力(エネルギー)がなければレベルが下がる一方です。身体の癖、思考の癖を無くすと個性が出ると言うお話がありました。
 今まで癖が個性になると思っていました。自分は小学校の頃、姿勢が良いねと褒められた記憶があります。そういえば、その頃よく正座をしていたと思います。しかし、正座は膝に悪いとか、足が短くなるといった話が出だし、椅子の生活になり、いつしか姿勢が崩れ、姿勢を正しくしていると本来疲れないはずが、今では長時間姿勢をよくしていると逆に疲れてしまいます。
 一度ついた癖は、なかなか抜けません。癖を取らないと個性が出てこない。
 以前に教えて頂いた、型破り、型無しの話を思い出しました。型ができて初めて破ることができる。型ができていないのに自分なりに変えていくのは型無しである。
 私達は宇城先生からサンチンを通して、人として当たり前の事を自然に行う人生の型を教えて頂いております。途中で勝手に自分なりに解釈して納得してしまうのは型無しです。
 
 合宿に参加して、世の中の環境に流されることなく、道をしっかりと見つめ、自分自身向上して行きたいと改めて思いました。
 道塾の合宿は熱い塾生の集まりですので、とても楽しみにしていました。
 期待通り、とても楽しくて有意義な2日間でした。宇城先生、ご指導の程、ありがとうございました。

 

普段は何も観ていなかった 眼が活きて、心の眼も開いた    大阪 医師 54歳 女性 H.A

 エントロピーの法則を私たちに当てはめてお話してくださいました。組織という閉じた空間ではエントロピーは増大し続け、人は皆同じエネルギー量を持つ平衡状態になっていき、しかも元には戻らない。高いエネルギーを持っていてもやがて周囲の人と同化してしまう。だから、一人革命をやっていくには人の三倍働くというエネルギーを組織の中に持ち込む必要があるということだと受け止めました。

 物理で学んだ理念を自分に当てはめる面白さと同時に、見えないものを見える形に置き換える先生の力を感じました。自分とは遠い距離のあった理論を自分の目線にまで引っ張ってくる力は、先を見通し物を見抜く力と同じだと思います。宇城先生から示していただいている気に対しても、自分の中ではまだ距離感があったと気付きました。そう気付いたことで、一層身近に気を体現していくことに近づけたと思います。昔は無視されていたヒッグス粒子理論と同じように、“気”が科学のまな板に乗る日が来ます。その日が来てからでは遅過ぎです。先生に出会えている私たちが今ここからやっていかねばと思いました。

 また、重力のお話では、量子力学の知見を紹介してくださいました。物が作った空間の変化が別の物に影響を及ぼすというお話でした。私はそれを聞いて、とても力をもらったようで嬉しく感じました。物、つまり人も自分で空間を変化させられる。しかも、その変化が相手にも影響を及ぼすというのです。その事実は、いつも先生から気を通すという形で体験させていただいております。けれど、自分は気を思うように出すことが出来ません。一方、自分に重力が働いていることは岩登りをするまでもなくわかります。そうか!自分は今すでに空間を変化させ周りの人にも影響を与えているのか!それなら、もっとより良い変化を作り、人生の質や経過を変えていくこと可能である、という確信が生まれてきます。先生はそのより良い変化をもたらす糸口、本質を教えてくださっていると思います。

 仕事上、末期癌が消えてなくなる症例を見ます。善人か悪人かに関わらず、自分に素直に向き合い人生を楽しむ方が治って行きます。信念の変化が身体の変化をもたらすようです。何故なのか、その答えがそこにあると思います。合宿では、歩き方や三戦も時間をかけてご指導いただきました。
 合宿から戻った週明けの町並みはスッキリと遠くまで見通せました。3D映像でした。普段は網膜に光が入っているだけで、何も観ていなかったと思いました。眼が活きて、心の眼も開いてくるといいなと思いました。
 二日間、こんなに楽しい合宿はありませんでした。どう出版の皆様、東京の方、仙台、熊本の方等、普段出会えない仲間ともたくさんお話させていただき、生き様を感じさせていただきました。
 参加できなかった仲間にも持ち帰ったものを少しでも見せていけたら、と思っております。
 参加させていただけたことを本当に有難く感じます。ご指導、有難うございました。

 

先生の理論・実践は、超最先端   東京 会社員 27歳 男性 O.M

 この度は宇城『道』塾合宿にて、大変素晴らしいご指導を賜りまして、心より御礼申し上げます。
 毎度、心から楽しく、元気が出て、感動して、さらにとても勉強になり自身の成長の糧になるという、信じられないほど最高の御指導に、感謝、感動しております。

 稽古の中で一番勉強になったのは歩き方の稽古でした。先生がご指導してくださった歩き方で歩くと、これまでの歩き方にはもう戻れないほどの格段の違いを感じ、人間は歩き方ひとつでこんなに変わるのだと、とても驚きました。その歩き方で、向かい合った人の列の間をすり抜けるように通る実験では、普段の歩き方だと人を不安にさせたり、不快にさせたりするのに対し、ご指導後の歩き方では、美しい風が通り抜けるように、皆が文字通り颯爽と歩いて行くのを目の当たりにできました。視界も驚くほど開け、これまでの自分の歩き方はなんだったんだ、と思わされました。同時に、無意識に人に不安を与える歩き方をしてきていた自分のことを考えると、本当に大きな進歩だと思い、ご指導に心から感謝しています。

 ご指導後、実際に通勤・退勤時に、今まで通りの歩き方、ご指導いただいた歩き方、を試して比べてみるとその差は歴然で、ご指導いただいた歩き方だととても気持ちが晴れ晴れとして、いろんなことを考えなくなります。目が飛び出たように視界がくっきりと見え、これまで本当に死んだように歩いていたんだなぁと思うと、変化がとても嬉しいです。まだ、曲がるとき、退がるときに、これまで通りになってしまうので、ここは普段の中で練習をしていきたいです。

 「心身を解放する」検証では、従来通りの方法は「解放したつもり」で、実際には有効ではなく、かえって身体を縮めてしまうことを改めて学ばせていただきました。先生に気を通していただくと、いつもだったらひっかかるところ、苦しいところの境界線が全然なく、そのまま体が伸びていく、広がっていくような感じでした。
 最先端の科学記事を集めた雑誌『ニュートン』の説明を例に、さまざまな現象を解説して頂きましたが、こういった研究は「分かって」はいるものの、実際に時空を変化させたり、重力に影響を与えたりすることができるわけではありません。しかも先生はそういった目に見えない世界のエネルギーを、人の幸せ、生き方につなげるための応用もされていらっしゃると思います。重力について「分かってきた」ことでも十分すごいと思いますが、そんな科学を後追いさせてしまう、先生の理論・実践は、本当に超最先端だと思いました。
 合宿を通じて、ご指導の場以外で、先生のお人柄に接することができたことも、大変勉強になりました。例えば最後の集合写真のとき、トイレに行っていた塾生が、写真に入れず、慌てて合流、再撮影をする場面がありました。こんなとき、人は慌ててしまって「しまった。皆に迷惑をかけた」と感じると思うのですが、先生はすぐに当意即妙なご対応をされてみなを笑顔にし、すかさず「この表情で撮影しないと」と、結果、皆が笑顔の写真を収めることができました。そういった場面で人の気持ちをなごませたり、フォローしたり、結果としてその場面を円満な場に変えてしまうということを見せていただきました。とても感動し、勉強になりました。
 先生のおかげで、人生がどんどん良い方向に向かっています。
 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

これほど「相手とひとつ」になったと感じたのは初めて! 千葉 アニメ演出 40歳 男性 H.S

 今回で合宿参加は4回目になりますが、合宿から帰って来た次の日は毎回、周りの景色が違って見えるのがすごく印象的です。通勤する駅までの道、毎日見ている風景が、なんといいますか、透き通って、遥か数キロ先までクリアに見えるような感覚です。
 それも「見る」というよりは「視野が広くなった上で向こうから景色が飛び込んでくる」ような感覚をハッキリと感じるのです。なぜか不思議と気持ちまで静かに澄んでいくような気さえします。
 毎日、こんな状態を維持できたら、きっと「いい顔」になれて、「気持ちのいい行動」が自然にとれるようになるのではないか!そう考えると自然とワクワクした気持ちが湧いてきます。逆に、普段はどんな顔をし、どんな行動をとっているか、自分を顧みると、少し恥ずかしくも怖い気がします。
 
 ご指導いただいた中で特に印象に残ったのは、前後・ターンを含めた「歩き方」でした。「普段の自分の歩き方」をした場合、相手が近づいたり通り過ぎる際、一瞬、胸のあたりがざわざわっとした「違和感や異物感」を明らかに感じました。
 まるで攻撃でもされるのではないか、というような異物感が。しかし、会釈や教えていただいた歩き方をするとその瞬間にスッと変わり、むしろ気持ちいいという感触さえ覚えました。これがサンチンの型に繋がっていく、というのは新たな驚きでした。すべては繋がっているのだと!
 また、今回の合宿で一番の驚きと気づきは、「まっすぐ相手に入った(または入られた)」時の感触をハッキリと感じたことでした。統一体で正面から歩いてくる相手がまっすぐ自分に入ってくると、どんなに逃げても「自然と」追いつかれてしまう。DVDなどで、同じことを見てはいましたが、自分で体感したのは初めてでした。
 今回、宇城先生にも直接やっていただきましたが、まるで「一心同体」になったかのような、2人なのに、2体のカラダなのに、本当に全くひとつになった感覚になってしまいました!
 (「投げられた相手がまた投げ返せる」時の感覚がわかったような気がしました。「2人がひとつ」になっているからで、見た目の「勝った負けた」は関係ないのだと!)

 どう塾に参加させていただいて4年目になりますが、これほどハッキリと感じたのは初めてでした。それがわかった瞬間、初めは戸惑い、驚きましたが、そののち興奮してしまいました!
 今まで、どう塾ご講義で何度も気を通していただき、相手を投げれたり持ち上げたりなどが出来ましたが、これほど「相手とひとつ」になったと感じたのは初めてでした!「一心同体」の言葉はここから来ているのでは?、と本気で思いました。こうして感想文を書いている今も少し興奮しています。
 (いったいその時、自分ではどんな顔をしていたのでしょう。今振り返ると合宿中はずっと笑っていたような気がします)
 今は細かいことはあまり考えず、この感触をしっかり味わいたいと思います。そしてこの先どうしたらいいのか、どんな心持ちで日々過ごしたらいいのか?
 先生はご指導中、「赤ちゃんの手」を例に出されました。柔らかく「ちから」の込められた手。だから大人はそれに触れたがるのだと。「赤ちゃんのような、子供のような大人を作っていきたい」と言われた先生のこの言葉は、僕らが考えている以上に重く深い意味があるのかもしれません。しかし、「ひとつになる感覚」を体感した今、自分もその道に入っていきたい、そう考える、いやそう感じるようになりました。
 ご指導ありがとうございました。次回もどうぞよろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、合宿最後に体を整え活性化する気をいただきまして、ありがとうござました。
痛めていた膝や首の痛みがその場でとれてしまいました。(自分は、10年以上も前から体の不調に悩んでいました。具体的には膝と股関節の不調で医師から「左右バランスが悪く足が7センチほど長さが違う」と言われたこともありました。その影響で、首や背中・腰等の各部位が痛み、また内蔵もおかしくしてしまい、めまいや吐き気や冷えが続いています)いろいろ治療を試みましたが、なかなか改善せず、気持ちは沈み、あきらめかけていましたが、道塾に参加させていただき、直接のご指導いただいたことや他の苦しんでいる方のことを知り、「悪いのを体のせいにしない。人間はそんなに弱くはないんだ!」ということを教えていただきました。ありがとうございました。