2016年 東京中上級・A 第3回 (2016.5.11)

調和を実践する事は、自分の気持ち次第    東京 会社員 42歳 男性 TT

 宇城先生 ご指導の程、ありがとうございました。 しばらくは勝てないと言われていた囲碁でもコンピューターが勝ち、技術がどんどん進歩して、世の中もどんどん豊かになり、それに伴い人間の次元が上がれば良いのですが、便利になればなるほど人の次元が下がっているようにつくづく感じます。

 老子や孔子など人としての生き方の教えが紀元前からあり、技術の進歩のように人も同様に進歩していれば、今頃は戦争の無い調和の世の中となっていたはずです。

 しかし、現実は欲が大きくなればなるほどお互いを認めず憎しみあい、戦争は絶えません。また、戦争の無い日本でも、年間3万人を超す自殺者がおり、子が親を殺し、子が親を殺しとの事件のニュースが頻繁に流れ、恐竜が絶滅したように、地球が人類の役目を終わせようとしているのではないかとついつい思ってしまいます。

 2次元の世界の人には決して3次元の世界は見えない。しかし、人間の能力は失われてしまったのではなく、ただ眠っているだけ。自然災害は人の力では防ぐ事はできませんが、戦争や憎しみあいは人の力で防げるものです。

 いきなり世界の為何か出来るかと言われれば難しいですが、身近なところで、調和を実践する事は、自分の気持ち次第です。能力はなくなってしまった訳ではない事を体感し、人としての生き方を学んでいる私達は、毎日自分達で出来る事をしっかりと実践していきたいと思います。
 ありがとうございました。引き続き、ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

 

先生に学んだ事を実践していく事が心の目を覚ます事   埼玉 サービス業 42歳 男性 ㏍

 先日の道塾ではいかに我々が低次元で物事を見ているのかが分かりました。実技でのテーブルを並べての検証はまさにそうでした。

 3対1の腕相撲での検証で普通のテーブルでやれば少ない人数が負け、気を通したテーブルでは力を入れた方が弱くなりという事でした。低次元(普通のテーブル)は対立しかなく高次元(気を通したテーブル)は調和する事でより多くのエネルギーが働くという事がわかり、対立は破滅の道しか見えず調和は多くの創造が起こるという事です。

 また、先頭に1人が立ち、後ろに大人数が腰を押さえて動けなくする検証では先生が刃物を持てば後ろに下がれるが自分の力では下がれない。先生が普通に竹刀で構えれば動かないが気を通し構えると動ける。何故、1人では動けないかと思った時にそれは自分自身が低次元にいるからだと思いました。

 人は生まれた時には完成されているのに自己中心的な欲や教育を受け、低次元へ低次元へと堕落していく。それは検証の前に先生がホワイトボードに書かれた「生かされてる」「生きている」の言葉に集約されていると思いました。

 低次元に堕落していても先生に気を通して頂いたり教えを頂く事により高次元へと移る事ができる。 先生は笑いながら「退化はしてなくて良かったな。ただ、眠ってるだけだ」と仰りました。我々が目が見えるのは太陽のおかげだと先生は仰られましたが我々の心の目が(観の目)が見えないのは今まで太陽の様な師に逢えなかったからだと思いました。

 先生の存在が我々の心の太陽であり、我々の眠ってる可能性を引き出してくれると確信しました。  
 先生はいつも真剣です。我々も生きるか死ぬかの覚悟を持って先生から色々な事を学びたいと思いました。
 先生、ありがとうございました。先生に学んだ事を実践していく事が心の目を覚ます事だと思っております。またのご指導、心よりお願いいたします。

 

ありえないことが当たり前のようにできることを改めて身体で確認   東京 通訳 55歳 女性 KM

 今回の道塾では「2人組みになり、1人が正座して座り、もう1人が相手の腕に両手で軽く添えるようにするだけで、正座している人が立てなくなる」という演習がありました。それを宇城先生が実演される際に、塾生の腕を、まるで綿菓子にでも触れるかのようにふわっと両手を添えられた姿に衝撃を受けました。いとも自然で優しいその所作は、まさしく先生の心がそのまま形となっているのだと直感的に感じました。

 また、その柔らかでありながらまぶしいほどの生命の光に照らされて、自分の闇を想い、暗澹たる気持ちになりました。もう数ヶ月、心が閉じたまま堂々巡りをしているような状態で、自分の中の闇の部分に引きずりこまれそうな感覚に苦しんでいるのですが、そんな私でも気を通していただければスイッチが入り、ありえないことが当たり前のようにできることを改めて身体で確認することができ、救われたような気持ちになりました。

 悪意などなくとも、うわべたけ、表面だけでしか他者を思いやることの出来ない自分を恥じると共に、心の奥底のどこかでそれを良しとしている自分と闘わなくてはと思います。せっかく人として生を受けていながら、自分のことばかりで頭を一杯にして、情も感謝の念も心の底から湧いてこないような自らの生命から目を逸らさず、このような私でも気のスイッチが入れば身体は反応することを支えとして、何としても内面を成長させてゆきたいです。
 
 一般相対性理論や量子力学、そして最先端の宇宙物理学の話題を身近な話題に引き付けて噛み砕いて説明してくださる一方で、人として生きるべき道も同時に示していただいている道塾そのものが、ミクロとマクロの宇宙が融合した統一体の姿そのものなのだと感じています。そのご縁に触れているうちに、早くこの心の泥沼状態から脱出できるよう、素直な気持ちで明るく毎日を感謝の思いを忘れずに生きてまいります。思いつくままの乱文にて申し訳ございません。
 今回も貴重なご指導を本当にありがとうございました。

 

実技中での先生のご説明に大変感銘   神奈川 柔道整復師 56歳 男性 AI

 今回の講習に於いても、重力の中に気が存在していることのお話しがありましたが、実技中での先生のご説明に大変感銘致しました。

 テーブルでの腕相撲の実技で、先ず先生がテーブルに重力を与え、テーブルが重たくなったことを確認して、テーブルに重力を与えたと同時に、気もまた、テーブルに通っていることを証明する為と、そのテーブル上で、一人対複数の腕相撲を行ないましたが、気が通っているテーブルですと、競う前に腕を組み合った瞬間から、勝つことが解るという感覚が生じ、そして実際に勝つという結果が生じておりました。

 その次に先生がテーブルから重力を抜いて、通常のテーブルに戻してしまうと、そこに気もまたなくなり、腕を組み合うと同時に、一人ではとてもではないが勝てないという感覚が手に伝わってきて、そして実際に勝てるはずもない結果になってしまう。

 このような現象を拝見させて頂いて、実技中に先生は、この検証に「先を取る」「戦わずして勝つ」の理合が存在している。ということを仰っておられました。また先生は、成しとげるべき物事が目の前に生じた時に、そこで「うーん」と考え込んでしまうのは、それは事を起こす前に、すでに負けを意味している。この理合いがそこに存在しているならば、事を起こすと同時に物事が成立に向かっていく。ということもお話ししておられました。

 一人、ひとりが皆困難な生涯を背負って、いろいろな岐路に立たされる中で、この実技での現象、そして先生のご説明は、正に人生を生き抜いていく上での手法、エネルギーであり、金言であると、大変深く感じ入りました。ありがとうございました。