2017年 大阪・B 第6回 (2017.12.6)

無意識領域の統一体がいかに大切かを実感   奈良 教員 53歳 女性 TT

 回を重ねるたびに、教えていただいている事の一つひとつが染みていくように感じます。
 答えのない社会が現在社会であり、正しいと思ったことが実は正しくはなく、宗教などに依存するが、正しい根拠たるものは明確ではない。

 先生のお話を聞いて、今、世の中に起きるすべての出来事が何の関連性もない一つひとつの点にしか見えなかったのが、実は根底では全て一つの線として、面としてつながっているように感じました。この不安定な世の中で知識としての部分体は衝突ばかりですが、無意識領域の統一体がいかに大切かを実感します。また、それを証明するのは「実証」しかないということも。

 3人1組で1人が腕を握り1人が足を踏む検証では、宇城先生に気を入れて頂くと簡単に動くことができ気の凄さを体感できました。
 「実証」を通しての身体の変化は絶対的であり、身体と心が結びついているこの神秘に嬉しくなります。少しでも先生の深い教えの統一体に近づけるよう、日々謙虚に努力していきたいです。
 今後ともご指導をよろしくお願い致します。

 

我々のすべきことは師である宇城先生の姿を写し、ひたすら稽古に励むのみ   
                                         奈良 教員 54歳 男性 YO

 先日は貴重なご講義をありがとうございました。知識だけではこれからの難局は乗り越えられないというお話から始まり、その難局を乗り越えられる答えは「実証」にあると教えていただきました。

  「実証」では壁に手を当てて相手の人に腕を捕まれると、耐えられなくて下にずり下がってしまいます。力で解決しようとして力を入れれば入れるほど、耐える力が弱くなり、体のほかの部分が動かなくなり、呼吸もできず息が詰まった状態になります。この状態が「知識」で解決しようとしたり、「衝突」して力で解決しようとする姿勢なのかなと感じました。だから、呼吸ができていない状態がずっと続 き、現代病であるストレスからくるうつ病などの原因になるのかなと思いました。

 しかし、先生が「気」を通してくださると壁に置いた手はびくともしないで、ほかの部分も自由に動き、呼吸が楽にできるようになります。これは今のところどういうことが起こっているのか、理論や理屈では説明できません、でも、実際に体験した我々は実現できていることを実感しています。

 先生がおっしゃるには「あらゆる本を読んでいるが、未だにこのことを説明できている論文に出会えていない」とのことです。そうすれば、我々のすべきことは師である宇城先生の姿を写し、ひたすら稽古に励むのみだと思います。
 
 いずれ、先生の「気」のことが解明される時が必ずきますが、そのときはおそらく私は生きていないでしょう。だから、目の前で先生が見せてくださっているもの、体感させてくださっていることを信じて邁進するのみだと思います。

 今年、1年ご指導ありがとうございます。来年も指導いただけますようよろしくお願いいたします。
 年末のあわただしい時期ですが、どうぞご自愛くださいますようお祈りいたします。