季刊『道』196号

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【次号】 196号 (2018春)

テーマ 「身体の声を聴く」


2018年4月23日発売

 

「素直に『登れる』というメージ、『僕はできるんだ』という気持ちがあった」
「(怪我をしても)どういうわけか、それでも『エベレストに登るんだ』という気持ちは折れないわけです」(三浦)

「『このタイミングで登れる』とか『今回は駄目だ』というのが自然体で分かるということなんですよね。つまり「先を取る」という事、それは身体で一番速い細胞の時間が関係しているのです。
三浦さんはまさにご自分の全細胞のメッセージと会話をされているのだなと」(宇城)

私たちを形づくる全細胞は、常に私たちを守っている――
その声に素直に耳を傾ければ、おのずと行く道が拓けてくる。

  巻 頭 対 談

できる、やれる!

あきらめない身体が示す人間の可能性

プロスキーヤー 冒険家 三浦 雄一郎 VS UK実践塾代表 宇城憲治

道196号 対談 三浦雄一郎 道196号 対談 三浦雄一郎 道196 対談 三浦雄一郎


人間というのは、その時に不可能だと思っても、
あるいは周りが駄目だと言っても、
自分で「できる、やるんだ」という意志があれば、
できるのだな、と思うんです。(三浦)

富士山直滑降やエベレスト滑降、さらには世界七大陸最高峰からの滑降など、20代からプロスキーヤー・冒険家として数々の歴史に残る偉業を成し遂げてきた三浦雄一郎氏。2013年には、80歳7ヵ月で3度目のエベレスト登頂を果たし、世界最高年齢登頂記録を更新した。
次から次に、止まることなく新たな挑戦を続ける三浦氏の原動力は、一体どこからくるのか。何が氏を前に前に歩ませ続けるのか。
三浦氏の長女で、氏の冒険や夢を支え続けるミウラ・ドルフィンズ社長・三浦恵美里氏にも参加いただき、お話を伺った。

  ロングインタビュー

自分の足で歩き、自分の目で確かめ、自分で考える。
問われる人間の本当の自立

探検家 医師   関野吉晴

 

道196号 関野吉晴 道196号 関野吉晴

僕が最初に得た視点というのは先住民の視点です。
外から文明の影響を受けていない人から、我々自身を見つめるという事をやると、全く違う視点が見えてくるのです。
彼らの生き方は効率優先ではない、つつましい、足るを知っている。時間がゆったりと流れている。
そして競争をしないから優しい。そういう社会から見ると我々は逆ではないかと。

アマゾンに通ったのは、自然も文化も全く違う環境に自分を放り込みたかったから――アマゾンでの冒険を続けるために医師となり、さらにアフリカに誕生した人類が世界中に拡散していった足跡を逆ルートで辿る旅「グレートジャーニー」や、日本列島に人が渡ってきた足跡を辿る「新グレートジャーニー」を成し遂げた探検家・関野吉晴氏。
すべて自然の素材からつくる「カレーライスを一からつくるプロジェクト」など、武蔵野美術大学の教授としても、工夫して生きる力を実践指導する関野氏に、「自分の足で歩き、自分の目で確かめ、自分で考える」ことの大切さについて、自らの体験を通し伝えていただいた。

非対立でめざす みんなが幸せに生きる地球
DNAに書きこまれた私たちの本当の生き方

ネットワーク『地球村』代表  高木善之

 

道196号 高木善之 道196号 高木善之

我慢は自分との対立、あきらめは事実に対しての対立、
目を背けるのは現実との対立です。
私の言っている、
逃げない、戦わない、我慢しない、あきめないは、すべて、
どうすればそこから調和になるか、から出てきたものです。
その対立を全部外したら『非対立』になるのです。

37年前に遭った交通事故は、それまで順風だった仕事や合唱団の活動すべてをリセットするものだった。余儀なくされた入院生活で自分との対話から辿り着いた答えが、事実を知り、事実を伝え、提案し、協力し、実践するという徹底した「非対立」を貫く生き方だった。
現在、環境問題、平和問題、人道支援といったテーマから人間の生き方まで、幅広く講演会活動を続けるネットワーク『地球村』代表高木善之氏に、活動を支え続ける原動力についてお話を伺った。

  連 載

道193号 連載・船橋康貴

◆一般社団法人ハニーファーム代表 船橋康貴 連載『ミツバチが教えてくれること』

「教育のデザインを変えていく」

ミツバチ絶滅の危機は人類滅亡の危機
私たちが生きていくための環境維持に欠かせないミツバチの存在を伝え、守ろうと東奔西走する船橋氏。ミツバチとの触れ合いから浮かび上がる「人間の都合で考えない生き方」。

◆金澤泰子 連載『きょうも、いい日』

「翔子の心の手紙」

ダウン症の書家として活躍し、また生活面でも独り立ちをはじめた娘、翔子さん。その成長の日々を、母金澤泰子氏が綴ります。
母娘の絆に、胸が熱くなります。

◆宇城憲治 連載『気づく気づかせる』

「身体の時間を変化させよ ― そして、人間に秘められた神秘力を引き出せ ―」

 最先端のエレクトロニクス技術者として、さらには企業のトップとして活躍してきた宇城憲治氏は、現在徹底した文武両道の生き様と、武術を通して得た「気」によって、人間の潜在能力の開発とその指導に専念。

現在、氏は目に見えないものを目に見える形にするために、「普遍性、再現性、客観性」の実践検証をもって「目に見えないもの」の存在を解き明かす研究を先行させている。

岩井喜代仁 連載

◆茨城ダルク代表 岩井喜代仁 連載『今日一日を生きる』

「これまでと全く違う難しさ・問題に向き合う ―― ダルク女性シェルターとちぎ開設」

薬物依存者が社会復帰を目指すリハビリ施設として、薬物依存回復の確立した方法論を持つダルク。まだまだ課題はあるものの、行政との連携も進み、認知度も高くなった。それは、全国にダルクの数が増えたことも大きく影響しているだろう。
ダルクと出合って25年、自らも薬物依存回復の道を歩みながら、一人でも多くの仲間の回復を求めて各地にダルクを開設してきた岩井喜代仁氏に、各施設の開設と現在に至る道のりを聞くとともに、施設責任者の手記を紹介する。

◆写真家 野村哲也 連載『地球を歩く ~知られざる絶景を求めて~』

「雲南のおもてなし(中国・雲南省)」

世界に飛び出し旅するからこそ見える、日本のこと、自分自身のこと。
秘境と絶景を求めて 120ヵ国以上を旅してきた写真家 野村哲也氏の連載。

 

◆銀河浴写真家 佐々木隆 連載『私たちは銀河のなかに生きている』

「昇天岩 ― 命よりも大切なもの」

生かされていることに気づけば、人生はもっと豊かになる。
銀河を舞台に生命の息吹を写しとる、佐々木隆氏の銀河浴写真。

 

 

◆作家 山元加津子 連載『ありのままの私たち』

「生きる力を強く、命を太く」

人と違っていても、障がいがあっても、人はみな素晴らしい力を持っている。
植物も動物も人間も、みんなでひとつの命を一緒に生きている――。
長く特別支援学校で子供たちと接してきた山元加津子さんが伝える、生きる上で大切なこと。

 

◆編集部コラム 『心の奥の取材ノート』

「合気道師範 佐々木の将人先生のこと」

交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い ――
今もありありと思い出す、取材で出会った人たちの思い出を綴ります。

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