宇城憲治塾長ブログ  
 変わる人を変えていく―― 人間の潜在能力・気の指導につながる宇城塾長のものの見方、考え方

 

 人間の真理を諭す、空手の型
2011年7月15日

2011年4月16日 東京実践塾
セイサンの型より


空手の型は人間の真理を諭していると言えます。
人間の真理とは、人間は宇宙の創造物であり、無限の可能性を持つ存在であるということです。
無限の可能性とは、すなわち気であり、その根源にあるのが統一体です。
統一体とは60兆個の細胞からなる働きです。

その細胞の働きは、ランダムではなく、心によって最も有効な働きをします。

その働きを頭で感じ取り、それを脳に記憶していく。

これこそが、生きた時間から得られた「事理一致」という高い次元の情報です。

現在の人間学の最大の過ちは、知識という止まった時間と、二次元論という単純な情報を優先していることにあります。しかもその情報で身体をコントロールしていることが、人間を弱く、間違った方向に導いているのです。

このことに、今私たちは目覚めなければなりません。

そこに日常、人生の基盤が無意識に培われ(身体の悟り)、 そこに「守る」が芽生え、時代に沿った経済的基盤も芽生えてくるのです。

そんな素晴らしい可能性を秘めた人間に誇りをもち、まず今日の一日を希望をもって前進しましょう。


UK実践塾・宇城道塾 塾長 宇城憲治


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 「わかる」ということ
2011年6月9日


「わかる」ということは、身体でその表現ができた時だと思います。
身体での表現の度合い、正しさから、その人がどれだけ崩れているのか、
あるいはその人が正しい表現ができるまでどのくらいの時間がかかるかなど、
その人のセンス、レベルがその時点でわかります。

裏を返せば、言葉でいくらいいことを言い、頭でいくら決意をしていても、
所詮その実践力は、その身体のレベルでしかないということです。

先ず、今のレベルの自分を認め、謙虚になり、身体を根源にした言葉や決意にしていくことだと思います。

武術の型はまさにそのことを諭しています。
型はその人を勝利者(自分に克つ)に導き、そして成功へ導くプロセスを内包した、
まさに最高の、生きている文化遺産です。
またそういった型の価値を諭し、導いてくれるのが「師」だと思います。

学ぶ人はそれを素直に、謙虚に吸収し、そして積極的に実践、表現していくことだと思っています。


UK実践塾・宇城道塾 塾長  宇城憲治


2011年4月16日 東京実践塾
サンチンの型より

 


 季刊『道』168号掲載 冒険家 風間深志氏の対談を終えて
2011年4月25日

*去る3月11日、宇城塾長が冒険家・地球元気村村長 風間深志氏と対談をしてくださいました。
 以下は、塾長の『対談を終えて』です。
 この対談の模様は、4月20日発売の季刊『道』168号に掲載されています。


  風間深志さんにお会いする直前まで、世界最高峰を誇るあのエベレスト(チョモランマ)に、バイクで6005m地点まで登る、時には押し、時にはかついで、ただでさえ簡単に登れるような所ではないのに、何で、何故、が頭の中にずっとかけめぐっていた。
  過酷さでは世界一のレースといわれるパリ・ダカール・ラリーに2度参加されている。最初の第4回のラリーで500tのバイクで6位、総合で18位の成績をおさめられている。このレースは7割くらいが途中で棄権するほどの過酷さ、そんな過酷なレースに何故、さらにバイクによる北極、南極の両点到達も成し遂げられている。風間さんのあらゆる経歴が「何で? 何故?」である。あまりにも過酷過ぎて逆に愉快な話に聞こえるくらいの錯覚をする。まさに、風間さんのチャレンジは同時に、人間が持っている精神力の凄さと、人が持つエネルギーの凄さを示している。その一方でチャレンジの話を通して、地球の偉大さと、そのスケールの大きさがいやという程わかる。それがまた我々に夢や勇気や希望を与えている。そこに理屈はないんだ。我々は理屈をつけるから何もできなくなるんだということを。大自然の偉大さに畏怖の念を抱き謙虚になる、そんな風間さんを母なる地球が優しく見守っているからこそ、一般人からすると考えられないようなことにチャレンジできるんだろうなと思った。

  「切り結ぶ、太刀の下こそ地獄なり、一歩進みゆけば極楽なり」という武術の教えがある。刃の下はこわいから、一歩下がる、こわいという心が身体を一歩下がらせる。しかし、それでは負けになる。武術の負けは死を意味する。だから、まず負けないという守り、それが「一歩進みゆけば」である。
 刀を腰に差した時点から、この刃の下は常に覚悟しなければならないのである。武士には日常にその常なる厳しさがあった。
 しかし今のように平和につかり過ぎた日本では、そういう心配はまったくない。しかし風間さんはそれをあえて挑戦されてきた。そこに言葉では表現しえない地球の偉大さ、畏怖は、まさに刃の下であり、そこを一歩踏み込んだところに生きのびる世界があることを様々なチャレンジの中で悟られたのだと思う。だからこそ想像を絶する過酷な話が愉快に聞こえるのかもしれない。
 地球という大自然の前には、いかに我々人間の存在は微々たるものか、そして挑戦の先にあるのは征服しての勝利ではなく、感謝であり調和であると思った。  恐らく、そういうことを身体で悟られたからこそ、そんな風間さんの第一印象は笑顔だった。しかも初対面とは思えない包みこむ笑顔である。だから今、人間復活の場ともいえる地域文化の交流を通しての「地球元気村」を設立されたのではないかと思った。

  3月11日、この日は2度と忘れられない対談日ともなった。対談中、突然ビルが左に右に揺れ出したのである。さすがにソファーにじっとするわけにはいかなかった。部屋のいろいろな棚から物が飛び出し、崩れ、倒れ出した。周りのビルの窓ガラスも波打っていた。
 収まって、また対談を続けた。数分後にくると思われた、縦揺れから始まる余震がまたきた。今度はそのままソファーの上で揺れながら対談を続けたものの、神戸震災の記憶もあり、さすがに風間さんの本質にせまる話を聞きたいという心を押し込みながら、区切りのいいところで外に出た。
 事の重大さは、全線交通遮断になっていた大宮駅構内のテレビのニュースで知った。東北関東大震災である。
 多くの亡くなった方々には心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方には長い道のりになると思いますが、気を強く持たれ、一日でも早い復興を願いつつ、支援者共々、我々もファミリーの気持ちで一緒になってやっていきたいと思っています。

2011年3月11日 宇城憲治


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 今こそ未来に希望と夢をもてる日本に
2011年3月15日


 この度の東日本大震災は、まさに大自然の脅威と、大自然の前にはただただ祈ることしかないことを、 言葉でなく、身をもって我々に教えてくれたように思います。

 ここに多くの亡くなった方々には心よりご冥福をお祈り致しますとともに、震災真っ只中にある方々には一日でも早い復興を心より願いつつ、我々、UK実践塾軍団としても復興にいろいろな形で支援していきたいと思っております。

 今まさに一人一人が言葉やテクニックやエゴの生き方ではなく、信念を持つことへの大きな変革のきっかけを 大自然、地球は、平和ボケした我々日本人に与えてくれたのかも知れません。
それは同時に、この瞬間からの我々一人一人の生き様も問われていると思います。
まさに、今こそ未来に希望、夢をもてる日本に、ひとつになって動いて行きましょう。

 今の政治やメディアの見解、対応は、原発の件を見てもわかるように、肚が据わっていない受け答えになっています。大事なことは
「最悪どうなるか → そのための具体的な指示。避難のあり方、爆発を防ぐ議論ではなく結論・行動です」
これに尽きます。

 また今、最も急ぐべきは被災者救済の生活インフラです。救済(不明の方々の)、交通網(物資輸送などの道路の確保、緊急ヘリコプターなど)、避難所の充実(食料、毛布、トイレなど)、電話(安否の確認)、電気(暖房、明かり)、水、医療・・・ などの優先順位を決め指示、行動あるのみです。これまでの平和ボケした政治のあり方が、行動の遅さとして結果に出ているのではないでしょうか。

 そういう中、真に支援が必要になってくるのは、マスコミ等が報道しなくなってからです。もちろん今も大事ですが、世間からは落ち着いたように見える頃が本当に支援が必要とされる時であるかと思います。そういう意味で、UK実践塾では、そこまで見通した義援金や、いろいろな支援体制をとっていきたいと思っております。

 これからも大変な状況は続くと思いますが、ファミリーの気持ちで助け合っていきましょう。
仙台道塾生、また東日本在住の塾生については、日々確認が取れつつありますが、まだ取れない人もあり、今も確認継続中です。少しでも早い無事の確認が取れることを祈っているところであります。


(追記) 地震のあった11日は、冒険家・風間深志さんの取材・対談中でした。
ビルの最上階の10階でしたので、その揺れも中途半端ではありませんでした。
2回目の余震のときは(回りのビルの人や、このビルの人も皆外に避難しているのに)揺れの中でそのまま続けましたが、まさに冒険対談でした。
また塾生同志、いろいろな状況下でお互いの早急な無事の確認を取り合っていただきましたこと、心より感謝申し上げます。

UK実践塾・宇城道塾 塾長  宇城憲治


 


 季刊『道』167号掲載 宮大工 小川三夫棟梁の対談を終えて
2010年12月27日

*去る12月9日、宇城塾長が宮大工の小川三夫棟梁に対談をしてくださいました。
 以下は、塾長の『対談を終えて』です。
 この対談の模様は、1月20日発売の季刊『道』167号に掲載いたします。



 法隆寺最後の宮大工・西岡常一棟梁の跡を継ぎ、徒弟制度の大部屋で多くの弟子を寝食を共にして育ててこられた宮大工・小川三夫棟梁を、栃木県矢板市にある鵤工舎に訪ねた。
小川棟梁の生き様を書いた数々の本には、現在の日本が最も必要とされることが、端的な言葉で記されている。


学校では先生が教科書を使い、黒板を駆使して教えてくれます。
 子供達は教わることが当たり前だと思っています。
 教わればわかると思っています。
 教わらないことは知らなくて当然だと思っています。
 学校は一年が経てば進級し、三年経てば卒業します。学校には期限があります。
 生徒はみんな同じ能力であると設定され、同じ方法で、同じ期間学びます。
 進級するには最低、決められた点数を取ればいいのです。
 その点数を取るためには近道があり、早道があり、要領があります。
 学校ばかりではなく、塾も予備校も、家庭教師も、それを教えてくれます。

 このすべてが技や感覚を師匠から受け継ぐための障害になるのです。
 少なくともこの方法に慣れた子供に、技を教え、感覚を身に付けさせることは無理です。
 技も感覚も大工の考え方も、本人の体が身につけるものなのです。
 体に記憶させる、体で考える。」      (『棟梁』より)


 まさにこのことにつきる。
やってこられている棟梁の言葉だけにこの教えは重い事実であり、真実である。
まさに今の日本に欠けている教育のあり方を示してくれている実践の教科書である。

 作業場も見せていただいた。
二千年経っている巨大檜は圧巻だった。
日本の檜は最高で600年、それ以上になると腐るそうだ。
台湾やカナダでは千年、二千年以上の檜が育つそうで、今、ほとんどがその輸入檜に頼っているとのこと。
社寺の柱になる檜の削り出しは、真四角から八角形、十六角形にして、そのあと鉋でまん丸にしていくそうだ。その削り出された木肌は、光り輝いていた。まさに一人ひとりの魂と道具の切れ味が吹き込まれているように感じた。だから、柱は水をはじき、カビも生えないという意味がよくわかった。        宇城憲治


『人間と気』*小川棟梁と宇城塾長の対談の内容は、また、 今月発売の塾長の
 『人間と気 ――人間に与えられた宇宙からのメッセージ』につながっていきます。
 
 『人間と気』にある、「身体先にありき」ということ、「今の先から今を見る」ということ、
  「心の発動を形にする」 「部分でなく全体を見る」などは、まさに両先生のお話の
  根底にあるものです。

 
 『人間と気』 [詳細はこちらです]
 季刊『道』167号 [予約注文受付中です]




 いいと思ったら行動する 横着とは今の自分にとどまること
2010年9月3日


上の写真は、1969年、ホンダが出した当時最高の技術を集約したといわれる大型オートバイ CB750(通称ナナハン)です。
このグリーンの国内第一号を買ったのが、20歳(1969年)のときでした。
当時の給料・大卒で3万円の時代に、38万5000円のバイクを購入――いいと思ったら、常識では考えられないようなことでも、即行動している。 まさに当時、このバイクを見たときの感動がそうでした。


下の写真は、1971年に、日本一周の旅をしたときのものです。

今からの日本は、想像以上の速さで厳しい時代を迎えることは必至です。
人生には、「上り坂、下り坂、まさか」の3つの坂があるといいますが、 これからの日本は、「下り坂」と「まさか」の連続かもしれません。

進む円高、天候不順による食料の不足、それらに手の打てない政治・・・  国民は希望を失いエネルギーが急激に落ちていくでしょう。

だからこそ、今、
――人間には無限の可能性がある――
このことを、道塾、空手実践塾、スポーツ塾を通して発信しています。

進歩成長とは変化することである。
変化とは深さを知ること。
深さを知るとは謙虚になること。
謙虚になるには横着を捨てることです。
横着とは今の自分にとどまること。
迷っている人は、今の自分を捨てきれていないだけ。
恐れているだけ。
・・・ そこを抜けると、捨てると自信がでてくる。

 

 失いつつある「真心」 ― どうする日本!!
2010年8月6日

上海・南通での指導風景
中国・南通の道場にて(中国空手セミナー)


 7月、韓国視察にはじまり、中国(上海・南通)、沖縄空手セミナー指導に行ってきた。 現地の空気と人に直に接し、自分の目と肌で多くのものを感じとることができた。

  もの凄いスピードで経済発展をなしつつある韓国と中国。 ますますその成長のスピードはとどまるところがない勢いである。
 しかし、一方で多くの課題をかかえつつある中国、韓国。
経済発展の過程に見られる格差である。
スピードと勢いがあるだけにその格差も尋常でない。

 一方、行動を伴った近隣諸国のスピードや勢いに比べ、実践・行動が伴わない理屈先行型の日本。
元気がない、気迫が足りない。
このままでは日本は失速し大変なことになる。
しかし、日本には世界に誇る最高の文化・切り札がある。
・・・・「真心」である。 何回も日本から裏切続けられた沖縄、しかしそこでは多くの真心に接することができた。
・・・・まさに今、中国、韓国をはじめ世界に欠けているのは、真心である。

 現代剣道の流祖でもある伊藤一刀斎はその伝書の中で、生と死の中から創出された極意にあって、その全ての究極にあるものは「真心にある」と述べている。

今、日本はその「真心」すら失いつつある。
どうする日本!!

上海のビル群を背に
上海のビル群を背に
韓国
韓国 勤政殿にて

 

 


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