25 2月

『道』完売号を電子版でご購入いただけます

季刊『道』バックナンバーで完売となった号を、「シナノブック ドットコム」で電子版としてお求めいただけるようになりました。

対応端末: PC, iPhone, iPad, Android

162号162号(2009年秋)
特集:動く人間をつくる
[特集]
 人生は、行動実践先にありき
  ― 近藤 亨先生の偉業をこの目で
[対談]
 先に「やる」その覚悟が人を動かす
  アルピニスト 野口 健

 購入ページ:http://www.shinanobook.com/genre/book/2191

164号164号(2010年春)
特集:気づき、立ち上がる時
[対談]
 日本の心と歴史文化をガラスアートに込めて
 ガラス工芸作家 黒木国昭
[会見]
 みんな翼をもっている ― 愛の歌のメッセージ ―
 歌手ミネハハ

 購入ページ:http://www.shinanobook.com/genre/book/2192

166号166号(2010年秋)
特集:目に見えない力
[対談]
 目覚めよ 日本人の底力!
 サッカー日本代表前監督 岡田武史
[会見]
・時速900キロの集中力と決断力
 元日本航空機長 危機管理専門家 小林宏之
・あふれる真心と愛
 ダウン症の書家・金澤翔子を育てた母 金澤泰子

 購入ページ:http://www.shinanobook.com/genre/book/2193

価格は、各1,000円(税込)です。

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08 2月

宇城憲治 講演・実演会 を開催します 〈6月・9月〉

昨年9月2日、エレクトロニクス分野の技術者・経営者として活躍する一方で武道修行を積んでこられた宇城憲治師範による「人間力の根源・気」をテーマとした講演・実演会を開催いたしました。

大変な好評を博し、

「実際に自分の中にある気の力を体験することができ、貴重な経験ができました」
「実演会では、日常への多くのヒントを頂きました」

といった感想とともに、講演会をまた開いて欲しい、別の地域でも開催して欲しいというご希望をたくさんの方から頂きました。
皆様のご希望に応え、本年は大阪と横浜の2会場で講演・実演会を開催いたします。

宇城憲治師範が書籍やDVDで示された気の事象の実際を体験したい方
また宇城師範の定期セミナー「道塾」にはなかなか参加できない、
あるいは「道塾はどんなことをやっているの?」という方にも最適なイベントです。
ぜひこの機会にご自分の身体で経験してみて下さい。


宇城憲治 講演・実演会

 【潜在能力を引き出す気とは何か】

  第一部 12:00~13:30 講演会
  第二部 14:00~15:30 実演会(宇城師範による型演武もあります)

大阪会場
日 時:2013年6月29日(土)開演12:00
(受付開始11:30)
会 場:大阪産業創造館(イベントホール)
参加費:4,000円
定 員:260名

横浜会場
日 時:2013年9月23日(祝・月)開演12:00
(受付開始11:30)
会 場:神奈川県民ホール(小ホール)
参加費:4,000円
定 員:430名

[2013年 宇城憲治 講演・実演会 詳細・お申し込み]

[昨年2012年9月の講演・実演会レポート]  [来場者の声]

01 2月

大鵬親方 国民栄誉賞に

1月19日に亡くなられた第48代横綱 大鵬・納谷幸喜氏に、国民栄誉賞が授与されることが決まったそうです。

未だ破られない32回優勝、「巨人・大鵬・玉子焼き」と子どもが大好きなものの一つに数えられ皆に愛されたのは、ただ「強い」だけではなく、その裏に優しさ、いたわり、真の愛情があり、横綱だからこそ謙虚な姿勢を持ち続けたからこそということを、季刊『道』156号での宇城憲治氏との対談で語ってくださいました。
 両氏の対談の一部を、紹介いたします。



「もう一丁! その厳しさが育てる 越える力」より

納谷
 ・・・私は130キロぐらいありますが、四股では重心をぐうっと片足に130キロ乗せる。それからガーッと足を上げて筋を伸ばす。そうやって片足でバランスを取っているわけですよ。これを200回から250回やる。反対側もやる。そうしたら片方に130キロですから、両方で260キロ。それぐらいの体重の相手に来られても持ちこたえるものを作っているわけです、バランス感覚を。丸い土俵を回りながらね。すると怪我も少なくなるし。

宇城 相撲にある伝統の稽古こそが相撲に必要な身体を自然と教えているわけですね。

納谷 基礎の基本はそうなんだね。それをしっかりとやって、またぶつかり稽古で押す。下から目を見て相手に当たる、苦しくて本当に息があがりますよ、だけど息があがっている時はまだ力があるから、「もう一丁来い、もう一丁来い」と。本当に苦しいけど、それでも「もう一丁来い」と。そうやって最後の力を振り絞らせますよ。そうしたら、私も「よくやった」と。それが全部身になるわけですよ。苦しい時に。
 やっぱり、しんどいからってこれでいいとやめたら、それ以上絶対上に伸びていかないんですよ。それを乗り越えていけば、出世していくわけです。

この丸い土俵が大学以上だ
何でも教えてくれる

宇城 限界を知る、知ったらもう一つその上に挑戦する。そういうことを「もう一丁来い」と言って体を通して教える場は、本当に大事だと思います。

納谷 私は相撲しか知らない相撲馬鹿です。私はよく「馬鹿になれ」と。相撲取りでいい子ぶっていろんなことに関わっちゃ駄目だよと。
 お前がこの相撲社会で生きるなら、この丸い土俵が大学以上だ。何でも教えてくれるぞ、と。
 「このなかに何でも埋まっている、それを掘り起こすのがお前だ」と言っている。だから馬鹿になる時も必要だよ、と。自分のプライドも捨てなきゃいけない時もあると。横綱だから胸だけ出していればいいのではなくて、頭を下げなきゃいかん場合もあるぞ、と。それを乗り越えてこそ、人は「よくぞやった」と言ってくれるよ。
 最近、私もそう言えるようになりましたからね。昔はそういうことをいろんな大人が言ってくれたものなんです。ところが今、言わなくなった。だからいろんなものがどんどんどんどん廃れていく。

宇城 本当に大人がそういうことを言わなくなりましたね。ましてや歴史ある相撲の世界には厳しいしきたりがある。相撲界は、日本の縮図でもあるわけで、規範になってもらいたいですね。特に相撲のような伝統は、一回崩れると元に戻るのが厳しくなる世界ですよね。

納谷 相撲社会に昔の良きものがいろいろある。規律が厳しいからこそ、みんなが相撲は素晴らしいと言って観てくれていたわけですよ。ところが今は、相撲社会が一般社会に入りこんでいる。お客さんに来てもらうためには、いろんなことをしなきゃいけないけど、一般社会の風潮に合わせすぎたら駄目なんです。意味が違うんです。やっぱり惹きつける何かがなきゃ。・・・

  *     *     *

今、相撲界でも、スポーツ界でも、指導のあり方が問われています。
本当の指導とは、人を育てるとはどういうことかを、教えてくださる対談でもあります。

掲載号 季刊『道』156号(2008春)

宇城憲治対談集『大河にコップ一杯の水 第2集』にも収録されています。
[詳細はこちらです]